1軒リーチに対するチートイ聴牌の挙動
2017-07-20(Thu)
今回は他家リーチが入ってる時に不意にチートイのみ聴牌が入った時の対処を考えてみたいと思います。
次の3つの対処法を考えてみます。
・即リーチ
そのまま。説明は不要かと。
・攻めダマ
この1巡はダマ。次に引いてきた牌がより上がりやすい牌(具体的には(1順当たりツモ率)+3×(1順当たりロン率)の値が今の待ち牌より上がる時)のとき、待ちを変える。
また、ある程度いい手替わり((1順当たりツモ率)+3×(1順当たりロン率)の値が6%以上)である場合はそこでリーチする。
ドラ単騎になった場合も待ち変えしてリーチする。
降りは考慮しない。
・守りダマ
この1巡はダマ。次に引いてきた牌と今の待ち牌を比べて、先制リーチ者に対する危険度が低い方を切る。
切るべき牌の危険度が5%を超える場合はテンパイを崩して降りる。
ドラ単騎になった場合は待ち変えしてリーチする(ただし、切る牌の危険度が5%を超える場合は降りる条件は適用される。)
最初の待ち牌は2枚見え字牌、生牌無筋19、生牌無筋456の3種類で調べてみようと思います。
初手は完全安牌で固定します。
まずは2枚見え字牌単騎の場合。

ほぼ全ての状況で即リーチするのが有利になっています。
もともと最高レベルに上がりやすい牌なので、(攻める)ダマにしても有効な手替わりはほとんどなく(ドラ単騎くらい)、それなら最初からリーチした方がいいと。
また、守りのダマにするにしても、今の待ち牌(2枚見え字牌)は安全度が高いので、1回までは待ち変えで聴牌維持が効くものの、その後が続かず結局降りに回らされることが多いです。
なので、即ベタ降りよりはちょっとマシ、というくらいの局収支にしかならず、リーチチートイ字牌待ちで十分なプラスがある局収支に比べて大きく劣る、というような感じです。
続いて、無筋19単騎。

まだ即リーチがいいようですが、かなり攻めダマも接近してきています。
自分の捨て牌にもよりますが、仮に攻めダマにして待ちにできる字牌を引ければ(1順当たり約10%くらい)、無筋19をぶった切って勝負になると。
守りダマに関しては中盤以降は降り移行条件に引っかかって無筋19すら切れなくなる(6巡目で大きな断層があるのはこのため)ので、次に危険牌を引くまでの、この瞬間しか上がりがないので、ベタ降りよりわずかにマシというくらいで、かなり苦しいです。
最後に無筋456待ち。

序盤は攻めダマ有利、中盤はどちらでも、終盤は即リーチが有利です。
序盤については手替わり牌がかなり多くあり、リーチに行けるくらいいい待ちになる手替わりもそこそこあります。
また、攻めの手替わりのためには無筋456を切る必要がありますが、序盤なら1枚の無筋456の危険度も控えめなので押しやすい、ということも大きいです。
終盤についてはフリテンだったり、場に多く見えてたりして手替わりの質・量が序盤より落ちますし、なにより、危険度が高い無筋456を押さないといけないというのがきついです。それならもう真ん中の単騎でもリーチしちゃった方が逆に安全というところまであります。
守りダマについてはだいたい無筋19と同じで、この瞬間でしか上がりがなく(しかも両脇からはほぼでない待ち)、次に危険牌を引いたら終了なので、やっぱり3200(4800)の愚形即リーチよりは見劣りします。
(ただ、字牌待ちとかと比べるとだいぶ差が縮まってきているので、愚形2600聴牌を追っかけない派の人なら守りダマをするのも一考かと思います。)
対親リーチの場合を追記
そこまで大きくは変化はないです。

次の3つの対処法を考えてみます。
・即リーチ
そのまま。説明は不要かと。
・攻めダマ
この1巡はダマ。次に引いてきた牌がより上がりやすい牌(具体的には(1順当たりツモ率)+3×(1順当たりロン率)の値が今の待ち牌より上がる時)のとき、待ちを変える。
また、ある程度いい手替わり((1順当たりツモ率)+3×(1順当たりロン率)の値が6%以上)である場合はそこでリーチする。
ドラ単騎になった場合も待ち変えしてリーチする。
降りは考慮しない。
・守りダマ
この1巡はダマ。次に引いてきた牌と今の待ち牌を比べて、先制リーチ者に対する危険度が低い方を切る。
切るべき牌の危険度が5%を超える場合はテンパイを崩して降りる。
ドラ単騎になった場合は待ち変えしてリーチする(ただし、切る牌の危険度が5%を超える場合は降りる条件は適用される。)
最初の待ち牌は2枚見え字牌、生牌無筋19、生牌無筋456の3種類で調べてみようと思います。
初手は完全安牌で固定します。
まずは2枚見え字牌単騎の場合。

ほぼ全ての状況で即リーチするのが有利になっています。
もともと最高レベルに上がりやすい牌なので、(攻める)ダマにしても有効な手替わりはほとんどなく(ドラ単騎くらい)、それなら最初からリーチした方がいいと。
また、守りのダマにするにしても、今の待ち牌(2枚見え字牌)は安全度が高いので、1回までは待ち変えで聴牌維持が効くものの、その後が続かず結局降りに回らされることが多いです。
なので、即ベタ降りよりはちょっとマシ、というくらいの局収支にしかならず、リーチチートイ字牌待ちで十分なプラスがある局収支に比べて大きく劣る、というような感じです。
続いて、無筋19単騎。

まだ即リーチがいいようですが、かなり攻めダマも接近してきています。
自分の捨て牌にもよりますが、仮に攻めダマにして待ちにできる字牌を引ければ(1順当たり約10%くらい)、無筋19をぶった切って勝負になると。
守りダマに関しては中盤以降は降り移行条件に引っかかって無筋19すら切れなくなる(6巡目で大きな断層があるのはこのため)ので、次に危険牌を引くまでの、この瞬間しか上がりがないので、ベタ降りよりわずかにマシというくらいで、かなり苦しいです。
最後に無筋456待ち。

序盤は攻めダマ有利、中盤はどちらでも、終盤は即リーチが有利です。
序盤については手替わり牌がかなり多くあり、リーチに行けるくらいいい待ちになる手替わりもそこそこあります。
また、攻めの手替わりのためには無筋456を切る必要がありますが、序盤なら1枚の無筋456の危険度も控えめなので押しやすい、ということも大きいです。
終盤についてはフリテンだったり、場に多く見えてたりして手替わりの質・量が序盤より落ちますし、なにより、危険度が高い無筋456を押さないといけないというのがきついです。それならもう真ん中の単騎でもリーチしちゃった方が逆に安全というところまであります。
守りダマについてはだいたい無筋19と同じで、この瞬間でしか上がりがなく(しかも両脇からはほぼでない待ち)、次に危険牌を引いたら終了なので、やっぱり3200(4800)の愚形即リーチよりは見劣りします。
(ただ、字牌待ちとかと比べるとだいぶ差が縮まってきているので、愚形2600聴牌を追っかけない派の人なら守りダマをするのも一考かと思います。)
対親リーチの場合を追記
そこまで大きくは変化はないです。

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