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愚形リーのみを牌譜解析
愚形立直のみについて、シミュレーションの観点から議論した記事は今までたくさん書いてきましたが、
牌譜解析でやってみたことはありませんでした。

四麻計算機やAI作りで手役判定関数が充実した今なら比較的低コスト(労力と時間)で解析できそうなのでやってみます。

牌譜解析の条件は以下の通り。
・(純)先制立直である。(他3人は0副露非リーチ)
・無筋カンチャンペンチャン37待ちである。
・残り枚数は問わない。
・立直者が子である。
・一発裏なしのリーチロンの打点が1ハン40符である。(手役はすべての役を判定する)

かなり条件を絞っているので、サンプル数が足りるかどうか心配ではあるが…。
170314-01.png
中盤でサンプル数1000前後とちょっと心もとない。局収支の標準偏差は1局当たり4000(これはてきとう)とすると、平均だと√1000で割ればいいから100ちょっとくらいか。2σとかとってもなんとか大丈夫そう。

北HAZさんの牌譜解析結果(http://doraaka.exblog.jp/15461859/
と今回私がやってるのが多分似たようなものだと思いますが、
即リーチの局収支がだいたい同じくらいになってそうなので、とりあえず安心。

和了時打点については一発と裏ドラがなければ1300点のところ、ツモ和了は4000点くらい、ロン和了は2500点くらいになってます。
ツモ割合がほぼ5割なので、全体の平均だと3300点くらい。
「科学する麻雀」では1ハン40符の打点は2700点くらいになってるので、それよりはかなり高い値になっています。

今回の結果3300点は生の実測値、「科学する麻雀」2700点は理論値という違いがありますが、差がついてる原因としては次のようなことが考えられます。

・牌譜解析の方は全収入を入れてるので、積み棒、供託リーチ棒も含まれてる。
・集計条件がロンで1ハン40符で、ツモの打点については限定していない。ツモり三暗刻の立直とツモで点パネ40符の立直が混入しているため。
・途中でカン(特に先制立直者)が入って打点が高くなる場合がある。
・自分にドラがなく、他家にドラが多く入ってる可能性が高い分、自手リーチに押してくる傾向が強く、一発での和了が(理論値より)発生しやすいため。
・「科学する麻雀」の裏ドラ率は過小評価の可能性がある。例えば、3m暗刻の場合、裏ドラ表示牌に2mがいる可能性は自分で2mを使ってない分、単純な34分の1よりも多いと思われる。
・裏1の可能性についてもタンヤオではないので、比較的牌が固まってなくてばらけてる場合の方が多い。重なりが少ないほど裏ドラが乗る確率は単純な34分の1より高まると思われる。

というところでしょうか。

放銃時失点(リー棒支出含む)については約-8000点。リー棒支出を抜くと-7000点。
「勝つための現代麻雀技術論」の157ページを見ると親への放銃の平均が6430点、子への放銃の平均が4267点なので、それよりはかなり高めになってるのが分かります。

理由としては
・自分にドラがなく、他家にドラが多く入ってる可能性が高いため
・牌譜解析側に積み棒支出が含まれている
・純先制立直(他家は面前状態)なので、立直に対して放銃する割合が通常より高い
でしょうね。


次に似たような状況でシミュレーションをして比較してみます。

仮定は
・自分南家、他3人非リーチ面前
・無筋カン37待ちで立直をかける(枚数は問わない)
・打点はツモ2ハン30符、ロン1ハン40符
・「高い場」の仮定(他家和了時に40%の確率で1ハンUP)
・0本場、供託リーチ棒0
です。
170314-02.png

数値を比べてみると、
和了率はほぼ同じ
和了時ツモ割合UP(他家にドラがある分、攻めてきやすい効果をシミュレーションでは考慮できていない)
放銃率被ツモ率DOWN(他家にドラがある分、攻めてきやすい効果をシミュレーションでは考慮できていない)
局収支同じくらい?
和了時打点DOWN(0本場の仮定など。)
被和了時失点似たようなもの(「高い場」の仮定で無理やり打点を引き上げている効果。)
流局時得失点UP(他家にドラがある分、攻めてきやすい効果をシミュレーションでは考慮できていない)

という感じ。

特に(他家にドラがある分、攻めてきやすい効果をシミュレーションでは考慮できていない)というところが実際の牌譜解析との結果で齟齬が出てますね。違いは1%とか2%とかなので、そこまで致命的ではないみたいですが。

和了時打点については本場供託の効果がなくなった影響で少し下がっていますが、それでも約3000点なので、「科学する麻雀」の和了時打点よりはやや高めですね。


次回、牌譜解析側の条件を改善したり、もうちょっと詳しく分析してみたりして、愚形立直のみをもう少し掘り下げてみます。
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