より広いケースの押し引き表(面前限定)
2015-02-01(Sun)
ちょっと前からちくちくと作っていた、ヘッドレスとくっつきの押し引き表。
今回は面前限定の場合です。
比較しやすいように一般の一向聴のケース(前に載せた分をそのまま流用。)も合わせて載せます。
・条件
下家(ヘッドレスくっつきでは対面、リーチ者の位置を変えた意味は特にない。たまたま。)がリーチ(一発順ではない。他二人は動きなし)
(愚形聴牌でも)聴牌即リーチ
一向聴の時、聴牌時切る牌無筋2378。
ベタ降り時and降り移行時、初期現物数2個。
・表の説明
○1行目
初手に押す牌。
○2行目
巡目。
・「序」…4~6巡目
・「中」…7~12巡目
・「終」…13~15巡目
○2列目
自手の形
・「完全」…20枚受けの完全一向聴
・「良良」…16枚受けの両面×2一向聴
・「良悪」…16枚受けで良形悪形半々の一向聴(両面+リャンカンや両面+カンチャン対子)
・「悪悪」…12枚受けの悪形確定一向聴(カンチャン+リャンカンやカンチャン+カンチャン対子)
・「七対子」…9枚受けの七対子一向聴(初期状態生牌19牌と生牌28牌と生牌37牌一つずつ)
・「刻子1ヘッドレス」…28枚受けの両面両面ヘッドレス一向聴(刻子1個)。(刻子1個で平和が付き得るケースで)横引き16枚受けを引いた場合平和が付く。
・「普通くっつき」…40枚受けの3~7牌の浮き牌×2のくっつき一向聴。16枚受けで両面、16枚受けでカンチャン、6枚受けでシャボ、2枚受けで単騎。
・「4連形1つくっつき」…49枚受けの3~7牌の浮き牌+3456の4連形のくっつき一向聴。8枚受けで三面張、14枚受けで両面、16枚受けでカンチャン、9枚受けでシャボ、2枚受けでノベタン。
・「4連形2つくっつき」…58枚受けの3456の4連形×2のくっつき一向聴。16枚受けで三面張、12枚受けで両面、16枚受けでカンチャン、12枚受けでシャボ、2枚受けでノベタン。
○3列目
自手の高さ。リーチも込みです。(「平和+1ハン」はリーチ平和ドラ1やリーチタンヤオ平和など。)
のみ手以外は基本的に平和が付き得るケースを見ます。(ヘッドレスなら刻子1個、くっつきなら刻子0個)
ヘッドレス・くっつき形で平和がないリーチドラ1なら「平和」と「平和+1ハン」の中間(符数が高く、平和と違ってドラは崩れることはない)、
リーチドラ2なら「平和+1ハン」と「平和+2ハン」の中間
リーチドラ3なら「平和+2ハン」よりほんのわずか上(満貫の天井効果で平和ドラ2とさほど違いはない。)
とみなす。
○各マス目
・赤…高確率で押すべき。押しの期待値が降りの期待値をおおむね500点以上上回っている。簡単には逆転しない差がついている。
・オレンジ…どっちでもいい。押しの期待値が降りの期待値をおおむね上回っている。状況次第で逆転しうる。微差であるので成績への影響度は低い。
・黄…どっちでもいい。押しの期待値と降りの期待値が同程度。状況次第で逆転しうる。微差であるので成績への影響度は低い。
・黄緑…どっちでもいい。押しの期待値が降りの期待値をおおむね下回っている。状況次第で逆転しうる。微差であるので成績への影響度は低い。
・青…高確率で降りるべき。押しの期待値が降りの期待値をおおむね500点以上下回っている。簡単には逆転しない差がついている。

自分子リーチ者子の場合。
ヘッドレス形で無筋を押すのは2ハン以下ではちょっと厳しい。
できれば4ハン(平和以外で2ハン)欲しいところ。
完全一向聴と比較しても「ちょっとよくなってる」程度で劇的に変化するというわけではなさそう。(平和が崩れるツモが多いためか。)
ただし、終盤の筋程度なら聴牌チャンスの広さが生きて押せるケースが増える。
普通くっつきは平和のつく完全一向聴と同等よりちょっと悪いくらいの判断。
4連形1つくっつきはヘッドレスとほぼ同じ。
4連形2つくっつきは2ハン以下でもなんとか勝負になるレベルではある。
3ハンあればけっこういける。
それでも終盤になってくるといくら聴牌チャンスが広くてもかなり危険度の上がってる無筋を2枚切らなきゃいけない関係で、放銃率がかなり高まってくる。和了率が低い割に。
微妙~降り有利くらい。

自分親で対子リーチの場合。
やはり打点1.5倍被ツモ2倍と連荘効果が大きく、かなり表が赤いところが多い。
ヘッドレスやくっつき形ほどの広い一向聴だと普通無筋くらいなら大体押しても大ケガはなさそう。終盤になったら微妙なところもあるが押しても問題なさそう。
筋程度ならなおさら押しが有利。
完全一向聴との比較では子の時と同じようなものか。

自分子の対親リーチの場合。
青い部分も多いが、広さがものをいってなんとか勝負になるところもある。
4ハン・序順・形がいい、くらいが押す目安。
逆に終盤なら高くて形がよくてもほぼ降りることになる。
筋牌を切る場合でもできれば3ハン欲しいところ。
注意が必要なのは安手くっつき形で筋2378程度を押すケース。
愚形でも張ったら追っかけという仮定なのですが、その愚形のみ手聴牌・切る牌が無筋2378での判断がやや降り有利。
下手に張る方が危険であると。その影響で広さの割に完全一向聴と比べてかなり悪くなっています。
切る牌が無筋なら迷わずに最初から降りるのでさほど問題にはなりませんが。
次回は面前鳴き有の場合です。
このケースは前回やってなかったので、一般一向聴から作っていく必要がありますね。
今回は面前限定の場合です。
比較しやすいように一般の一向聴のケース(前に載せた分をそのまま流用。)も合わせて載せます。
・条件
下家(ヘッドレスくっつきでは対面、リーチ者の位置を変えた意味は特にない。たまたま。)がリーチ(一発順ではない。他二人は動きなし)
(愚形聴牌でも)聴牌即リーチ
一向聴の時、聴牌時切る牌無筋2378。
ベタ降り時and降り移行時、初期現物数2個。
・表の説明
○1行目
初手に押す牌。
○2行目
巡目。
・「序」…4~6巡目
・「中」…7~12巡目
・「終」…13~15巡目
○2列目
自手の形
・「完全」…20枚受けの完全一向聴
・「良良」…16枚受けの両面×2一向聴
・「良悪」…16枚受けで良形悪形半々の一向聴(両面+リャンカンや両面+カンチャン対子)
・「悪悪」…12枚受けの悪形確定一向聴(カンチャン+リャンカンやカンチャン+カンチャン対子)
・「七対子」…9枚受けの七対子一向聴(初期状態生牌19牌と生牌28牌と生牌37牌一つずつ)
・「刻子1ヘッドレス」…28枚受けの両面両面ヘッドレス一向聴(刻子1個)。(刻子1個で平和が付き得るケースで)横引き16枚受けを引いた場合平和が付く。
・「普通くっつき」…40枚受けの3~7牌の浮き牌×2のくっつき一向聴。16枚受けで両面、16枚受けでカンチャン、6枚受けでシャボ、2枚受けで単騎。
・「4連形1つくっつき」…49枚受けの3~7牌の浮き牌+3456の4連形のくっつき一向聴。8枚受けで三面張、14枚受けで両面、16枚受けでカンチャン、9枚受けでシャボ、2枚受けでノベタン。
・「4連形2つくっつき」…58枚受けの3456の4連形×2のくっつき一向聴。16枚受けで三面張、12枚受けで両面、16枚受けでカンチャン、12枚受けでシャボ、2枚受けでノベタン。
○3列目
自手の高さ。リーチも込みです。(「平和+1ハン」はリーチ平和ドラ1やリーチタンヤオ平和など。)
のみ手以外は基本的に平和が付き得るケースを見ます。(ヘッドレスなら刻子1個、くっつきなら刻子0個)
ヘッドレス・くっつき形で平和がないリーチドラ1なら「平和」と「平和+1ハン」の中間(符数が高く、平和と違ってドラは崩れることはない)、
リーチドラ2なら「平和+1ハン」と「平和+2ハン」の中間
リーチドラ3なら「平和+2ハン」よりほんのわずか上(満貫の天井効果で平和ドラ2とさほど違いはない。)
とみなす。
○各マス目
・赤…高確率で押すべき。押しの期待値が降りの期待値をおおむね500点以上上回っている。簡単には逆転しない差がついている。
・オレンジ…どっちでもいい。押しの期待値が降りの期待値をおおむね上回っている。状況次第で逆転しうる。微差であるので成績への影響度は低い。
・黄…どっちでもいい。押しの期待値と降りの期待値が同程度。状況次第で逆転しうる。微差であるので成績への影響度は低い。
・黄緑…どっちでもいい。押しの期待値が降りの期待値をおおむね下回っている。状況次第で逆転しうる。微差であるので成績への影響度は低い。
・青…高確率で降りるべき。押しの期待値が降りの期待値をおおむね500点以上下回っている。簡単には逆転しない差がついている。

自分子リーチ者子の場合。
ヘッドレス形で無筋を押すのは2ハン以下ではちょっと厳しい。
できれば4ハン(平和以外で2ハン)欲しいところ。
完全一向聴と比較しても「ちょっとよくなってる」程度で劇的に変化するというわけではなさそう。(平和が崩れるツモが多いためか。)
ただし、終盤の筋程度なら聴牌チャンスの広さが生きて押せるケースが増える。
普通くっつきは平和のつく完全一向聴と同等よりちょっと悪いくらいの判断。
4連形1つくっつきはヘッドレスとほぼ同じ。
4連形2つくっつきは2ハン以下でもなんとか勝負になるレベルではある。
3ハンあればけっこういける。
それでも終盤になってくるといくら聴牌チャンスが広くてもかなり危険度の上がってる無筋を2枚切らなきゃいけない関係で、放銃率がかなり高まってくる。和了率が低い割に。
微妙~降り有利くらい。

自分親で対子リーチの場合。
やはり打点1.5倍被ツモ2倍と連荘効果が大きく、かなり表が赤いところが多い。
ヘッドレスやくっつき形ほどの広い一向聴だと普通無筋くらいなら大体押しても大ケガはなさそう。終盤になったら微妙なところもあるが押しても問題なさそう。
筋程度ならなおさら押しが有利。
完全一向聴との比較では子の時と同じようなものか。

自分子の対親リーチの場合。
青い部分も多いが、広さがものをいってなんとか勝負になるところもある。
4ハン・序順・形がいい、くらいが押す目安。
逆に終盤なら高くて形がよくてもほぼ降りることになる。
筋牌を切る場合でもできれば3ハン欲しいところ。
注意が必要なのは安手くっつき形で筋2378程度を押すケース。
愚形でも張ったら追っかけという仮定なのですが、その愚形のみ手聴牌・切る牌が無筋2378での判断がやや降り有利。
下手に張る方が危険であると。その影響で広さの割に完全一向聴と比べてかなり悪くなっています。
切る牌が無筋なら迷わずに最初から降りるのでさほど問題にはなりませんが。
次回は面前鳴き有の場合です。
このケースは前回やってなかったので、一般一向聴から作っていく必要がありますね。
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