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序盤1切り立直の4の危険度
今日はリクエストがあったネタをやります。

1が序盤(特に1巡目)に切ってある立直に対して、4の牌(片無筋)の危険度が通常より下がるのではないかという仮説です。

確か山読みに関する研究で私はまだやってないですけど、序盤に1を切ってる他家が4を持ってる枚数は1を切ってない時より多いという研究をどこかで見たことがあるような気がします。
立直者が4を持ってるということは単純な両面には当たりづらいので、危険度が下がるのではないか、という仮説です。

これは新しくて面白い仮説なので、牌譜解析で調べてみます。

検索条件は次の通りです。
・立直者がn巡目に1(9)を切ってる。(複数枚の1(9)を切ってる場合は切った巡目のうち一番早い巡目をnとする。)
・立直者が4(6)と7(3)を切ってない。
・立直が先制か追っかけかは問わない。(全ての立直を集計対象にする。)
・立直巡目(切った牌の枚数ベースの巡目)別で分類する。
・立直がかけられたとき(立直成立かどうかは問わない。)に分母に+1、4(6)が待ちに含まれるとき分子に+1とカウントする。
・1回の立直に対して1m9m1p9p1s9sの6パターンをチェックする。

↓結果がこちら。
170321-01.png

同じ行(リーチ巡目)で異なる列(1切りの巡目)を比較すると、巡目が遅いリーチの時はほとんど変わらないように見えます。
もし仮説通りに危険度が下がったら面白いなぁと思ってたのですが、残念です。

おそらく、4をリーチ者が持ってるので、シャボに当たる可能性はむしろ高まる、ということと、
4の牌は使いやすいので、34556とかの複合系や亜両面ノベタンには当たり得るということかなーと推測しています。

ただ、ほかに面白いところがあります。
・1切りダブリーに4はかなり通りやすい。(危険度2.8%)
カンチャンには手役がらみ以外でほぼ当たらない(135からは通常5が切られる)ためでしょう。ダブリーは愚形の割合が多いというのが確かあった気がするので、愚形のうちカンチャンが否定されるのは大きそうです。
生牌1枚持ち字牌の1巡目の危険度が2%~3%なので、ほぼ同じくらいの放銃率になっています。
もし、4が対子とかなら、放銃率がほとんど字牌と変わらない+放銃時打点が一般的に字牌の方が高い+安牌水増しができる、の3点セットで、4切りが有力になるかもしれません。
これは(自分の中では)新しいなぁ。おそらくこの事実を知ってる人はそんなに多くないんじゃないかなぁ。

ダブリーに限らず早いリーチなら1切りの4の危険度は下がるようです。


・1が宣言牌の早いリーチは4の危険度が下がる。(おおむね4巡目までのリーチに対して。早ければ早いほど危険度低下が大きい。)
1巡目1切りより宣言牌まで1が引っ張られたということは156の形であることは少ないだろう、ということだと思います。


必ずしも望んでいた結果にはなりませんでしたが、収穫ゼロではなかったのでよしとしましょう。
愚形リーのみを牌譜解析その2
前回(愚形リーのみを牌譜解析)の続き。

以下の点を改善して愚形リーのみの牌譜解析をやり直しました。
・打点について、「ロン時1ハン40符」から「ツモ時2ハン30符」に変更
・局収支などの打点関連の要素について、積み棒と前局から引き継いだ供託リーチ棒を計算から除外
・一発ツモ率、一発ロン率、和了時一発割合、裏ドラ数平均(カン裏は除く)、カン発生率、追っかけリーチ発生率を観測要素として追加

1点目により、ツモり三暗刻と符ハネになる牌姿を除外しました。
2点目により、0本場供託0本における打点関連を調べます。

↓結果はこちら。
170319-01.png

和了素点のところがおよそ2700点になっているので、「科学する麻雀」の理論値にかなり近づきました。
前回の3300点とかが積み棒・供託リーチ棒・ツモり三暗刻・符ハネの影響で歪んだ結論になっていたということですね。

和了素点が下がった影響か、局収支がかなり下がりましたね。早い巡目から局収支マイナスになってます。
仮にこれが正しければシミュレーション側(前回出した局収支)で愚形リーのみをかなり過大評価してるということになるかもしれません。ちょっと雲行きがあやしくなってきました。

裏ドラ数は約0.4個。単純の34分の1計算だと1/34*14で0.41あたりなので、まぁそんなものだろうか。

カン発生率が意外と高いように思います。
自分含め誰かがカンする確率が2%で、そのうち半分が自分(先制立直者)。
場に切れてない、暗刻を含んだ愚形1300点なら上がりが発生するまで(平均で5巡程度?)に山にいるかもしれないカン材を引ければ(確率1/136*5巡?暗槓可能な牌姿と捨て牌になる可能性が2~3割?)大体暗槓できるので、自分カン率1%はまぁそんなものかと。
他家カン率1%は高いように見えるけど、こんなものなのかなぁ。
ただ、これを見るとシミュレーション側はカンについては全く考慮してないのはちょっとあんまりよろしくないのかもしれないですね。
プログラミング難易度とそれによって得られる利益と他にやることとのバランス的なことを考えて、今後も多分やらないでしょうけど。

追っかけ発生率について。
30%かそれより高いくらい。ちょっとよくわかりませんなぁ。
確か1回愚形(リーのみかどうかは不明)で追っかけ発生率を調べたことがあった気がしたけど、忘れました。
確か前やった時は3割~4割あたりだったような。


シミュレーション側の同様の数値を出して比較するのは観測する項目を増やさないといけない(シミュレータに手を加えないといけない)ので、次回回しにします。
17/03/16実戦より
新しい研究する気がちょっと低下気味の今日この頃ですが、
昨日気になった牌姿があったので、牌譜検討プログラムを動かして調べてみます。
170316-01.png
手広いのは打1sだけど、そうするとほぼ愚形確定になりそうだし、最悪赤5sが出ていくこともあり得る。8p9p1枚飛びもあるし。
というわけで、打9pとして、赤5sの使い切りと両面変化を見たんですが、どうなんでしょうね。

↓解析結果の抜粋
170316-02.png

いちおう、打9pが一番いいらしいです。
ただ、現状は一人麻雀ベースの計算(18巡目までツモれる前提)だから説得力は弱い気がする。
頑張ってやる気出して四人麻雀+シミュレーションで検討できるよう整備しないといけないですなぁ。

今回の牌譜URL http://tenhou.net/0/?log=2017031519gm-0029-0000-00d6f183&tw=2
解析ログ shutu170316-01.txt
愚形リーのみを牌譜解析
愚形立直のみについて、シミュレーションの観点から議論した記事は今までたくさん書いてきましたが、
牌譜解析でやってみたことはありませんでした。

四麻計算機やAI作りで手役判定関数が充実した今なら比較的低コスト(労力と時間)で解析できそうなのでやってみます。

牌譜解析の条件は以下の通り。
・(純)先制立直である。(他3人は0副露非リーチ)
・無筋カンチャンペンチャン37待ちである。
・残り枚数は問わない。
・立直者が子である。
・一発裏なしのリーチロンの打点が1ハン40符である。(手役はすべての役を判定する)

かなり条件を絞っているので、サンプル数が足りるかどうか心配ではあるが…。
170314-01.png
中盤でサンプル数1000前後とちょっと心もとない。局収支の標準偏差は1局当たり4000(これはてきとう)とすると、平均だと√1000で割ればいいから100ちょっとくらいか。2σとかとってもなんとか大丈夫そう。

北HAZさんの牌譜解析結果(http://doraaka.exblog.jp/15461859/
と今回私がやってるのが多分似たようなものだと思いますが、
即リーチの局収支がだいたい同じくらいになってそうなので、とりあえず安心。

和了時打点については一発と裏ドラがなければ1300点のところ、ツモ和了は4000点くらい、ロン和了は2500点くらいになってます。
ツモ割合がほぼ5割なので、全体の平均だと3300点くらい。
「科学する麻雀」では1ハン40符の打点は2700点くらいになってるので、それよりはかなり高い値になっています。

今回の結果3300点は生の実測値、「科学する麻雀」2700点は理論値という違いがありますが、差がついてる原因としては次のようなことが考えられます。

・牌譜解析の方は全収入を入れてるので、積み棒、供託リーチ棒も含まれてる。
・集計条件がロンで1ハン40符で、ツモの打点については限定していない。ツモり三暗刻の立直とツモで点パネ40符の立直が混入しているため。
・途中でカン(特に先制立直者)が入って打点が高くなる場合がある。
・自分にドラがなく、他家にドラが多く入ってる可能性が高い分、自手リーチに押してくる傾向が強く、一発での和了が(理論値より)発生しやすいため。
・「科学する麻雀」の裏ドラ率は過小評価の可能性がある。例えば、3m暗刻の場合、裏ドラ表示牌に2mがいる可能性は自分で2mを使ってない分、単純な34分の1よりも多いと思われる。
・裏1の可能性についてもタンヤオではないので、比較的牌が固まってなくてばらけてる場合の方が多い。重なりが少ないほど裏ドラが乗る確率は単純な34分の1より高まると思われる。

というところでしょうか。

放銃時失点(リー棒支出含む)については約-8000点。リー棒支出を抜くと-7000点。
「勝つための現代麻雀技術論」の157ページを見ると親への放銃の平均が6430点、子への放銃の平均が4267点なので、それよりはかなり高めになってるのが分かります。

理由としては
・自分にドラがなく、他家にドラが多く入ってる可能性が高いため
・牌譜解析側に積み棒支出が含まれている
・純先制立直(他家は面前状態)なので、立直に対して放銃する割合が通常より高い
でしょうね。


次に似たような状況でシミュレーションをして比較してみます。

仮定は
・自分南家、他3人非リーチ面前
・無筋カン37待ちで立直をかける(枚数は問わない)
・打点はツモ2ハン30符、ロン1ハン40符
・「高い場」の仮定(他家和了時に40%の確率で1ハンUP)
・0本場、供託リーチ棒0
です。
170314-02.png

数値を比べてみると、
和了率はほぼ同じ
和了時ツモ割合UP(他家にドラがある分、攻めてきやすい効果をシミュレーションでは考慮できていない)
放銃率被ツモ率DOWN(他家にドラがある分、攻めてきやすい効果をシミュレーションでは考慮できていない)
局収支同じくらい?
和了時打点DOWN(0本場の仮定など。)
被和了時失点似たようなもの(「高い場」の仮定で無理やり打点を引き上げている効果。)
流局時得失点UP(他家にドラがある分、攻めてきやすい効果をシミュレーションでは考慮できていない)

という感じ。

特に(他家にドラがある分、攻めてきやすい効果をシミュレーションでは考慮できていない)というところが実際の牌譜解析との結果で齟齬が出てますね。違いは1%とか2%とかなので、そこまで致命的ではないみたいですが。

和了時打点については本場供託の効果がなくなった影響で少し下がっていますが、それでも約3000点なので、「科学する麻雀」の和了時打点よりはやや高めですね。


次回、牌譜解析側の条件を改善したり、もうちょっと詳しく分析してみたりして、愚形立直のみをもう少し掘り下げてみます。
国士模様の聴牌率2
最近、国士へ放銃した痛みが忘れられず、国士ってなんとか回避できないものかと考えてる今日この頃。


しばらく前に、捨て牌的に国士模様者がいるときの聴牌率を取りました。

国士模様の聴牌率と危険度

国士模様の定義を
1・対象者が非リーチ0副露である。
2・対象者の6巡目までの捨て牌がすべて2~8牌である。(7巡目以降の捨て牌については見ないものとする)
3・場に4枚枯れのヤオ九牌がない。

としたときの聴牌確率を見ているわけですが、

染め手と同じようにヤオ九牌が余ったら聴牌かもしれない、という読みはあるかと思います。

というわけで、染め手模様者が切っているヤオ九牌の枚数で分類して、再度調べてみます。

聴牌率(国士かどうかは問わない。)
170308-01.png

国士聴牌が入ってる確率
170308-02.png

聴牌時、国士になってる割合
170308-03.png

ヤオ九牌が余ってない(0枚)のときと、ヤオ九牌が余ってる時(1枚とか2枚)を比較して、わずかに国士の聴牌が入ってる確率は上がってるように見えますが、差が小さくて微妙ですね。ちょっと期待外れ。

国士聴牌割合が中盤で低くなってるので、
国士模様の定義自体がわりとてきとうで、国士じゃないケースもかなり入ってるのだろうなぁとは推測されます。

染め手模様の定義もそうだけど、国士だと断定できる捨て牌として、なんかバシッとしたいい定義がないものですかねぇ。

あとは、他家の挙動(特に立直者がいるかどうか)も全く無視してるので、立直に対してベタ降りしてるのも入っててびみょうなデータになってる感じです。

今日はあまり良い結果は得られなかったけど、そんな日もあるよね。
そろそろめんどくさい作業から現実逃避するのはやめて、AI製作に戻ろうかな。
立直と山にいる当たり牌の枚数と和了率の関係
今日は単発ネタをひとつ。

よく先制愚形面前聴牌をダマにする理由のひとつとして、「山に当たり牌がいなさそうだから」というのがあります。

また、最近だと山読みもけっこうクローズアップされてて「場況がいいから8mが山にn枚ありそう」みたいな表現がされることもあります。

従前のシミュレーションだと枚数は自分(先制立直者)から見て、見えてない当たり牌の枚数をベースに計算していますが、
その一方で、「山に当たり牌がn枚いるときの実際の和了率」というものは具体的なデータはまだないんじゃないかなーと思っています。(もしあったら二番煎じでごめんなさい。)

というわけで、今回は山に残ってる枚数に着目して、先制立直の和了率等の値を取ってみます。

集計条件は
・(準)先制立直である。つまり、他3人はリーチ状態ではないが、副露やダマ聴牌はしてるかもしれない。
・両面亜両面待ち(端寄り中寄りは問わない。)と、無筋カンチャンペンチャン待ち(端寄り中寄りは問わない。また片無筋待ちと両無筋待ちも両方集計対象に入れた。)の2パターンを調べる。
・見えてない当たり牌の枚数では分類しない。(データとしてはその分類も取ってあるけど、今回は使ってない。)
・リーチをかけた瞬間の巡目と当たり牌が山にいる枚数(=総枚数-場に見えてる枚数-全員の副露以外手牌にある枚数)で分類して、最後の局結果をカウントする。

(準)先制立直の仮定と端寄り中寄りは問わないの仮定についてはできるだけ母数を増やしたかったので、わりと広めの仮定にしておきました。
和了率の具体的な値よりは枚数ごとの比較ができればいいので、全部一緒くたにしてもまぁいいか、と。


というわけで以下に牌譜解析結果を載せていきます。

まずは両面待ちと無筋愚形待ちのそれぞれについて、山にいる当たり牌の枚数分布(山にn枚いる確率)を見ていきます。

まずは両面待ちから。
170307-01.png
9巡目リーチの場合、最頻値は3枚~4枚になってます。つまり、そのくらいの枚数、山にいることが通常ということですね。
2枚ならちょっと平均より少なく、5枚ならちょっと平均より多い。
確率はやや低い(5%くらい)ですが、1枚とか6枚のときもないわけではなさそう。
0枚とか7枚8枚はよっぽどのレアケースですね。

次に無筋愚形待ち。
170307-02.png
最頻値は2枚。
山にいない(0枚)と全山(4枚)もたまに起こる。


次は一番気になるところの和了率です。
良形の場合。
170307-03.png
当然ながら山に多く残ってる方が和了率は高いです。

最頻値あたりの山3のときと山4のときで和了率は7%くらい差です。
大きいと言えば大きいけど、戦術に影響が出るかどうかはちょっと微妙なくらいですね。

確か、両面14,69と両面36,47の和了率の差もそのくらいだった気がしますが、端寄りだからリーチとか、中寄りだからダマみたいな使い分けはたぶんあんまりないでしょうし。

ただ、山にいる枚数が少ない(と読める)時は影響が大きいです。
山1と山2の間は11%、山1と山3の間は20%とかなりの差です。

さすがに現代のデータの観点での読みレベル(天鳳位クラスの精度の高さならまた別かもしれませんが。)だと山にいる枚数が2枚も違うということはそんなにないと思いますが、平均と比べて1枚差くらい(と読める)ならちょくちょく起こり得そうな気がします。
和了率11%差なら局収支でいうと500点くらい違ってくるので、従前の押し引き表で言う、「ややリーチ有利」くらいなら覆りそうです。(まぁ両面待ちならだいたい大差でリーチ有利なので、そこまで悲観するほどでもないかもしれませんが。)

なお、全山(8枚生き)という恵まれたケースでも上がれるのは4回に3回しかないと。他家に全部流れる、もしくは追いつかれて先に上がられるということもそれなりに起こるということでしょう。

問題は無筋愚形待ちです。
170307-04.png
最頻値周辺の山1と山2の間、山2と山3の間は両面のときよりも差が拡大しています。(10%弱くらい差)
元の枚数が少ないからより山にいる枚数の影響を受けやすいということでしょう。

山にいる枚数の影響による差が大きい、ということはリーチ判断にも影響が大きくなりやすいということです。
シミュレーション上、愚形のみ手とかだと「ややリーチ有利」くらいなので、山にいる枚数が平均より少ない(できれば1枚以上差)と読めるケースについては判断がひっくり返ってダマにすることもある、ということかもしれません。

また、両面の時と違って、山0ということもたまに起こり得ますが、そのときの和了率は9巡目で15%くらい。
山0だと読めるケースは極端で、基本的にないでしょうが、場況もろもろ考慮して山0.5とか山1くらいしかいなさそうとかいうことはあると思うので、そういうときはまぁリーチは控えた方がよさそう(山1の和了率が27%しかないので)、というのがデータからも読み取れるかなぁと思います。

また、両面と無筋愚形で同じ枚数(例えば3枚山)の場合で比較すると、やや両面の方が和了率が高いようです。
これはおそらくシャボ和了率>カンチャンペンチャン和了率のときと同じような理由で、当たり牌が2種ある方が他家からすると降りにくいということだと思います。
後は、両面で3枚しか山にいないということは場に見えてる枚数(特に他家が切ってる枚数)が多いことが多く、自分の当たり牌が他家の不要牌になるケースが多いということもあると思います。

一方、無筋愚形待ちは後ひっかけになる可能性があるという点では(同枚数なら)両面より有利な事情になりますが、それよりは他家が降りにくい、使いにくいという事情の方が大きくて、両面の和了率の方が大きくなる、ということだろうと。


もっと露骨にわかりやすいのが和了時ツモ割合です。
170307-05.png
170307-06.png
当然、山0だとツモ和了の可能性は0なので、ツモ割合は0です。

一般に、山にいる枚数が多いほどツモ割合も高くなっていきます。
山にいるならツモりやすい、ということと、ツモはランダムだけど他家からロンは当たりそうな牌を避けて切ることができるということ、また山にいる=他家の手の内にないというのであれば「ない牌は切れない」という理屈でロン和了が減るという理由だと考えられます。

一般には無筋愚形待ちの方がツモ割合が低い(ロン割合が多い)というのは、後ひっかけになる可能性があるから、というのもありますが、それよりは単純に枚数が少ない効果でツモ割合が減るケースが多いためだと考えられます。


とまぁ、長々と書いてきましたが、今日の結論。
「場況は大事だよ(特に愚形)」

単発ネタのわりにはけっこうおもしろかったです。
牌譜検討モード製作その2
牌譜の解釈までが昨日終わって、今日は出来合いの麻雀AIで実際に計算させるところをやってみます。

読み取って計算させる牌譜は昨日と同じ。
牌譜URLを載せ忘れたので載せておきます。
http://tenhou.net/0/?log=2017022819gm-0029-0000-4dfdc487&tw=0

AIの思考方法は前に作ったのと同じです。
詳しくは↓のリンクを参照のこと。
floodgate for mahjong へ参戦その6・一人麻雀再帰計算関数の作り直し
floodgate for mahjong へ参戦その8・バグ取りとかテストとか

それでなんとか途中でエラーで止まらずに1試合分完走してくれました。
計算結果がこちら。
shutu170302-01.txt
毎ツモごとに2シャンテン以下なら再帰計算で局収支等を求めます。
(まだロンとか鳴きとかは考慮できてない。)

最初に局情報と現在ツモ番と巡目とドラ表示牌を出力し、
次に各人の手牌(他家の晒してる以外の手牌は不明なので「?」にしている)と捨て牌を出力、
そして、この情報をもとに現在ツモ番者の最適打牌をAIが計算して出力する、という流れです。

かなりの情報量ですが、かなりいい感じです。
なんかおかしなところがないかもうちょっと精査する必要はありますが。

1試合分計算し終わるのにおよそ5分かかりました。
1打当たりだとほぼ数秒以内には計算し終えることができているので、まぁ及第点でしょう。
ここから他家からロンとか鳴きを考慮する分とシミュレーションパートも入ることを考えれば、最終的には計算時間はもっと増えそうですが、
まぁAIとして最低限動くレベルにはなりそうです。

ファイルサイズが10KB(mjscoreっぽい形式)から400KBに膨れました。行数で1万行をちょっと超えるくらい。
現実に1局面の何切る問題としてみるときはテキストエディタの検索機能(「南1局0本場」で検索後、「8巡目」とかでさらに検索するみたいな。)で目当てのところまでたどり着く必要がありそうです。


後、前回課題として挙げた、mjscoreっぽい形式じゃないと解析できないという問題ですが、
やっぱり自分一人でURLから自動でmjscoreにするプログラムを作るのはちょっとしんどそうです。

調べてると「天鳳の牌譜変換β」というサイト(http://sion.mokuren.ne.jp/analyzer/index_conv.php)があってそれを使えば、
人力でURLからmjlog形式に変換して、mjlogファイルを牌譜の保存場所に放り込んで、牌譜解析スクリプトでmjscore化する、という作業で、
一応、他人様の何切るもAIで計算することは可能になりそうなことが分かりました。(めんどくさいけど。)
まぁどうせ、ほぼ自分ひとりもしくは仲間内だけでしかAIは公開しないので、人力でもできるんならあえて難しいところに触る必要はないかなーと思ってます。
そういうことを考えるよりはAI本体の性能向上をやりたいです。

というわけで、牌譜検討モードもいちおうできたので、また次回からはAI本体の作業に戻ろうと思います。
次こそは他家ロンをやります。
牌譜検討モード製作その1
既存の牌譜検討ソフトがバグっていちいち今のAI用プログラムと並行して直すのがめんどうになったのと、
入力値(手牌とか捨て牌とか)を手入力するのがめんどうになったので、
天鳳の牌譜を読み込んで、AIに計算させるプログラムを作ることにしました。

最初はあまり欲をかかずにいつも使い慣れてるmjscoreっぽい形式のテキストファイルを読み込むことから始めます。

牌譜解析用プログラムから関数とか変数をコピー&ペーストして、形式が合わないところ(同一変数の問題とかグローバル変数とローカル変数の関係あたりとか)を適宜調整して、
牌譜のテキストを解釈して内部変数に落とし込むところまで今日はできました。

今回読み取る対象の牌譜がこれで、
nyuryokuhaifu.txt

解釈後に内部変数から各種数値を書き出したのがこちら。
shutu170301-01.txt
出力についてはとりあえず既存の関数を切り貼りしただけなので、ところどころ天鳳式入力法(赤5が0、字牌がzとか)と独自方式(赤が大文字、字牌は漢字1字)がごっちゃになってますが、まぁそれは本質的な問題ではないので置いとくとします。

後はドラとか上がり時打点の情報とかも入れ忘れてますが、既存の牌譜解析プログラムをほぼそのまま持ってきているので、必要になれば取り出しもできる、と。


今後AIでの計算をやっていくわけですが、現状だと読み取り対象のファイルはmjscoreっぽい形式のテキストファイルしか読み取れないので、
天鳳Windows版(有料)で牌譜をローカルに保存して、牌譜解析スクリプトからテキスト書き出ししたものしか計算できない、ということになってます。

つまるところ、他人様の何切る問題を解析するのは事実上できない(もしくは大変手間がかかる)という問題です。
ちょっとこれはよろしくないですね。
できれば牌譜のURLを入力値として、それを解釈して内部変数に落とし込んで、さっきみたいなテキストに出力(AIの評価値をくっつけたもの)するところまでは行きたいところです。

前回、あまり天鳳の牌譜の書式には触りたくないとは書きましたがその辺は避けて通れなさそうな感じですね。

データにタッチできて、書式を正しく理解できればいいなぁ(という願望)。

難しそうなところは後回しにして、先にAIの評価値を出力するところから作ることにしますか。
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