2015-03-20(Fri)

一昨日の記事で、北の代わりに3mとか6mとかの縦引きフォローがある完全一向聴。
この場合、縦引きフォローが23m側か、67m側かで多少違いがあってちょっと難しいです。
1458mツモ458mチーは変わりませんが、問題は3m(6m)2pツモポンの場合。
23367mなら58m待ちになりますし、
23667mなら4m片上がりになる、といった違いがあります。
(なお、23367mから58mチーの場合は、実際はシャボに取るでしょうけれど、現状のシミュレーションでツモとチーの場合で待ち受けを変えるのが難しいので、ツモなら両面に取るのと同様、チーでも4m片上がりに取るものとします。)

和了率。
鳴きも考慮する場合、和了率でも最序順なら4m片上がり聴牌<23367m一向聴。(23667mなら同程度。)
それなら打点の見込めるスルーを選びたくなりますね。
片上がりじゃなくてシャボ聴牌に取れるケースではさすがにシャボ聴牌の方が優位。もともとシャボ>カンチャンの上にフリテンの可能性がないので、これは当たり前ですね。
23367mと23667mの比較では鳴きなしではさほど変わらないが、鳴き有では23367mの方が優位。
タンヤオが消える可能性があって相対的に弱い塔子である23m側を厚く持った方がいいということですね。(これも当たり前でしょうけれど。)

のみ手の期待値。
23367mの形なら、4mチー3m2pポン(58m待ち)の分岐点は9巡目、58mチー(シャボ待ち)の分岐点は13巡目。
ただの両面両面一向聴よりは2,3巡遅めの判断です。
23667mの形なら、4mチー(58m待ち)の分岐点は8巡目、58mチー6m2pポン(4m待ち)の分岐点は13巡目。
23367mと比べ、そこまで大きく変わることはなさそうです。
また、シャボ待ちと片上がり4m待ちは期待値こそ多少差がありますが、分岐点になる巡目はそこまで変わらない感じです。

ドラ2のケース。
両面待ちに取れるときの分岐点は4~6巡目。
シャボ待ち・片上がり4mに取れるときの分岐点は11~13巡目。
これも両面両面よりは若干遅い。

ドラ3のケース。
両面待ちに取れるときは常にチーテン。
シャボ待ちに取れるときは分岐点5~7巡目。
4m片上がりに取れるときは9~12巡目。
ドラ3だとシャボ以上のそこそこいい待ちの聴牌ならかなり早い巡目からチーテンになりますが、
悪い待ちである4m片上がりは結構遅いです。完全一向聴なので、面前聴牌もそれなりに見込めるし、鳴き聴牌でもシャボ以上の待ちになれる牌が鳴けるのを待てるということでしょうか。(特に23367mの形の場合。)