2013-05-19(Sun)
今回はヘッドレス形を考えます。

よく話題になる、両面固定形に構える34マン落としかヘッドレス形に構える2マン切りか。
両面固定形なら受け入れ16枚で、16枚全てが両面待ちピンフ確定。
ヘッドレス形なら受け入れ28枚で、うち12枚が両面待ちピンフ確定、16枚が単騎待ちピンフなし。
「現代麻雀技術論」の記述を引用すると、
「河次第でどちらを選択するか決める。」
「役有りであれば単騎のテンパイになるデメリットが薄いのでやや面子固定有利か。」
とあります。
私なんかは目先の手広さに目がくらんで、ノータイムでヘッドレスに受けちゃうんですがね。
上の牌姿に以下の条件を加えて期待値を計算してみます。
・対リーチはどちらの場合も初手「無筋2378」、聴牌時「ランダム」
・対染めはピンズorソーズ染めを想定し、
両面固定形の場合、初手「他色無筋」、聴牌時「現物」
ヘッドレス形の場合、初手「他色無筋」、聴牌時「ランダム」


結果は上の通り、早めの順目だとやや両面固定形が有利になりました。
確率でも両面固定の方が和了率が高いです。
思ったよりヘッドレス形は芳しくないなぁ、と思ってパラメータ表を今一度眺めてみると
「単騎(タンヤオ牌)」の数字の悪さが目につきました。
・1順あたりツモ和了率が両面の1/3を少し超える程度しかない。
・自分副露聴牌時ノーテン者からの1順あたりロン和了率が両面の1/2を切る程度しかない。
(自分リーチ時は両面でもロン和了率がもともと低いので、単騎のデメリットが薄い。)
カンチャンやシャボと比べてもかなり見劣りする数字です。
このあたりがヘッドレス形の成績の低迷につながっているみたいです。
ただ、そこまで期待値的に差が大きいわけでなく、後半は期待値的にほぼ同じなんで、状況次第でどっちにも転びそうです。
実際に、上の牌姿で染め手がマンズと想定すると(両面固定形なら初手・聴牌時ともに危険牌、ヘッドレス形なら初手のみ危険牌)、期待値は逆転して、ヘッドレス有利になりました。
どっちの一向聴にとるにしろ、重要なのは、
「対リーチには序順以外降り」「対染め余り牌なし2副露に全ツ」というところでしょう。

マンズの順子が刻子の場合は、ヘッドレス形でも単騎になることはなく、さらにピンフになる受けもあるので、牌理上両面固定形の完全上位互換になります。


ちゃんと期待値はヘッドレス形の方が高くなってますね。
とはいえ、対リーチへの成績が著しく良くなるわけでないので、ベタ降りして問題があることはほとんどないみたいです。
上の牌姿(ヘッドレス形)だと1順あたりツモの聴牌化率は28/134≒21%、チーの聴牌化率は両面2つ分で約10%。
合わせて聴牌化率が約31%。
かなり聴牌化率の高い一向聴でもなかなかリーチに対して優位に立つのは難しいものです。現実はつらい。
(ついでに完全一向聴の方も計算しておくと、ツモ…20/134≒15%、チー…10%、ポン…2.5%の3人分で7.5%、合計約32.5%。鳴きの割合が多いことを考えれば、ヘッドレス形と同じようなものか。)
こうなってくると意地でもヘッドレス一向聴には対リーチに刃向ってほしい。

やったよ!2段目までで、ドラが1枚でもあればリーチに刃向える!
しかし、タンヤオドラ1くらいのヘッドレス形にもってくのも大変なんだよなぁ…
次回はくっつき形の予定です。

よく話題になる、両面固定形に構える34マン落としかヘッドレス形に構える2マン切りか。
両面固定形なら受け入れ16枚で、16枚全てが両面待ちピンフ確定。
ヘッドレス形なら受け入れ28枚で、うち12枚が両面待ちピンフ確定、16枚が単騎待ちピンフなし。
「現代麻雀技術論」の記述を引用すると、
「河次第でどちらを選択するか決める。」
「役有りであれば単騎のテンパイになるデメリットが薄いのでやや面子固定有利か。」
とあります。
私なんかは目先の手広さに目がくらんで、ノータイムでヘッドレスに受けちゃうんですがね。
上の牌姿に以下の条件を加えて期待値を計算してみます。
・対リーチはどちらの場合も初手「無筋2378」、聴牌時「ランダム」
・対染めはピンズorソーズ染めを想定し、
両面固定形の場合、初手「他色無筋」、聴牌時「現物」
ヘッドレス形の場合、初手「他色無筋」、聴牌時「ランダム」


結果は上の通り、早めの順目だとやや両面固定形が有利になりました。
確率でも両面固定の方が和了率が高いです。
思ったよりヘッドレス形は芳しくないなぁ、と思ってパラメータ表を今一度眺めてみると
「単騎(タンヤオ牌)」の数字の悪さが目につきました。
・1順あたりツモ和了率が両面の1/3を少し超える程度しかない。
・自分副露聴牌時ノーテン者からの1順あたりロン和了率が両面の1/2を切る程度しかない。
(自分リーチ時は両面でもロン和了率がもともと低いので、単騎のデメリットが薄い。)
カンチャンやシャボと比べてもかなり見劣りする数字です。
このあたりがヘッドレス形の成績の低迷につながっているみたいです。
ただ、そこまで期待値的に差が大きいわけでなく、後半は期待値的にほぼ同じなんで、状況次第でどっちにも転びそうです。
実際に、上の牌姿で染め手がマンズと想定すると(両面固定形なら初手・聴牌時ともに危険牌、ヘッドレス形なら初手のみ危険牌)、期待値は逆転して、ヘッドレス有利になりました。
どっちの一向聴にとるにしろ、重要なのは、
「対リーチには序順以外降り」「対染め余り牌なし2副露に全ツ」というところでしょう。

マンズの順子が刻子の場合は、ヘッドレス形でも単騎になることはなく、さらにピンフになる受けもあるので、牌理上両面固定形の完全上位互換になります。


ちゃんと期待値はヘッドレス形の方が高くなってますね。
とはいえ、対リーチへの成績が著しく良くなるわけでないので、ベタ降りして問題があることはほとんどないみたいです。
上の牌姿(ヘッドレス形)だと1順あたりツモの聴牌化率は28/134≒21%、チーの聴牌化率は両面2つ分で約10%。
合わせて聴牌化率が約31%。
かなり聴牌化率の高い一向聴でもなかなかリーチに対して優位に立つのは難しいものです。現実はつらい。
(ついでに完全一向聴の方も計算しておくと、ツモ…20/134≒15%、チー…10%、ポン…2.5%の3人分で7.5%、合計約32.5%。鳴きの割合が多いことを考えれば、ヘッドレス形と同じようなものか。)
こうなってくると意地でもヘッドレス一向聴には対リーチに刃向ってほしい。

やったよ!2段目までで、ドラが1枚でもあればリーチに刃向える!
しかし、タンヤオドラ1くらいのヘッドレス形にもってくのも大変なんだよなぁ…
次回はくっつき形の予定です。
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