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オフ会(麻雀AI開発者・麻雀研究者の集い)に参加して
先日、東京にて麻雀AI開発者・麻雀研究者の集いに参加してきました。

いろいろお話を聞かせていただいたうえで、自分のAI研究について思ったことをつらつらと書いていきます。


私の場合、最初に作ったのがモンテカルロ式の局収支シミュレーションからで、そこで得た知見を下地にしてAIに仕立て上げてるので、AIとしては正統派ではないらしいなーというのを感じました。
シミュレーションだと計算時間的に難があって、小手先のテクニックではどうにもならずに機械学習的な理論を取り入れた結果、シミュレーションと機械学習的なのが魔融合したなんかよくわからんごった煮みたいなのができてる感じです。

牌譜解析とシミュレーションを捨てて全部機械学習で設計していく方がスマートで、強いAIになるんでしょうけど、
今まで作り上げてきたものが全部崩れることになりかねないので、ちょっと抵抗感はありますね。
機械学習についてはちょっと前に勉強を始めたひよっこなので、その分野のみで先駆者に追いつくのはかなり困難というのもあります。

最初はシミュレーションが基本とした独自路線でやっていけばいいかなーと思ってはいたのですが、どうやらそうはいかなさそうだなーと感じました。
細かいアルゴリズムのことが分からない外部の人にとっては機械学習だろうが、牌譜解析とシミュレーションだろうが、アプローチの仕方が異なるとはいっても、そんなの区別はつかないからどうしても同じようなものとして見られるのは避けられないだろうとは思います。
そうなると、ソフトの性能、つまりAIの強さや考慮時間の短さで優劣がつけられ、劣っている方は誰からも見向きもされなくなってしまうのだろうと、かなり悲観的になっています。
競争とか成果主義とか成長戦略みたいなことは非常に苦手なんですが、社会というものはそういうものなんでしょうね…。
世界に一つだけの花のフレーズ、ナンバーワンにならなくてもいい、もともと特別なオンリーワン、というのが恋しいですねぇ…。

勉強になったのは待ち牌読みとか聴牌率読みとか染め手読みなど、個別のものも機械学習でもできるらしい、というところです。(ていうか、それが普通の感覚らしい。)
牌譜解析結果をパラメータとしてそのままべたっと使って後は個々の特徴量について独立性を仮定して単純掛け算するみたいな合ってるかどうかよくわからんのよりはスマートそうな気がします。少なくともその部分は伸びしろがありそうです。
なんですけど、まだ染め手の実装すらやってないので、まだスタートラインにすら立ててないのがあれです。

後はソフトのネーミングセンスの話とか。
今は仮に「麻雀添削くん」と命名してますが、現状そんなに強くないくせになんか先生みたいな上から目線なのはなにを偉そうに、とか言われそうです。
女の子とか、萌えキャラ?みたいな方が受けがいいという説があるらしいのですが、
個人的にはそういうのより動物系のかわいいキャラ(ピカチュウとかしろたんとか)のが好きなんですが、そういうところに私情を挟んでもしょうがないかもです。
既存のキャラ名とかぶらず、かつ麻雀と関係があるネーミング。
とりあえず、「まーちゃん」とか「まあたん」とか「じゃんのすけ君」とかしか思いつかない時点でセンスがないのがバレバレです。
なんかひらがなの方が柔らかい感じがして親しみやすいかなぁとは思ったけど気のせいでしょうか。
絵心がないので、自分でかわいいキャラを描けないのも一つ悩みの種かも。(そんなこと考えてる暇あったらさっさと研究しろ、と怒られるかもしれないけれども。)


というわけで、優秀な方とお話ができて、とても刺激になって得るものが大きかったですけど、少しセンチメンタルな気分になったそんなオフ会でした。
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「麻雀 鉄押しの条件」を読んだ感想
平澤元気プロの3作目、「麻雀 鉄押しの条件」が届いたのでさっそく読ませていただきました。

私のシミュレーション結果や押し引き表に関する話が随所に出てきます。
私自身はあまり意見表明をする機会が少ないので、
「シミュレーションではこういう結果が出ている」「このような状況ではシミュレーション結果はそのまま使えない」という議論が活発にされることにより、シミュレーションに対する理解が一般に広がるかもしれないと思うとうれしい限りです。

牌の細かい危険度とか場況とか回し打ちの可能性などについては今後(具体的にはAI製作)の課題ですね。
本音を言えば、頭を使う作業(プログラミング)よりも単純労働(シミュレータとか計算機とかをひたすら動かす)の方が好きなので、しばらくは過去の遺産(完成版局収支シミュレータ)を使って楽をしたいなーとか思ったりとか。(実際、最近の記事の傾向はそんな感じ。)
研究者としてその発言はどうか、と言われたら、あ、はい、すみません、とただただへりくだる一方ですが。

シミュレータを作ろうと思ったのも、1回ソフトを作り上げることができれば、初心者でも簡単におおまかな数値を知ることができるだろう、と思ったのがきっかけですね。
「簡単に」というのが一番のポイントですね。
入力値をこまごまと入れて集計ボタンをポチっと押すと後は勝手にコンピュータが計算してくれるので、テーマさえ決まればとても低コスト(時間・労力)で研究ができます。
ネタになるものに困らなければ無限に記事が書ける感じです。
将来、楽をするための投資みたいなもので、実際その投資は現在それなりの果実になった(押し引き表やその他の記事など)とは言えます。

ただ、現状のシミュレータだとこまごまとした状況判断はできていないので、そのへんは頑張ってAIとか四麻計算機を作っていって、それが完成すれば、本の中に出てるような個々の牌姿(何切る問題)について、より精度の高いものができるだろうと思っています。そして今よりもっと楽ができると。これも将来に向けての投資です。
今回(AI製作)の場合は投資にかかるコストがこれまで以上に高くなりそうで、完成するまでは成果にはならないので、コストとリターンのバランス的に、ちょっと今はしばらくコストを払わず楽をしたいなぁ(従前のシミュレータに投資した分を刈り取るフェイズ)という気持ちであります。
もちろんAIができた時のリターンは今以上なので、完成を夢みたいですが、がんばって頭使わないといけないからなぁ。


本の話に戻ると、シミュレータを作った動機の中で「初心者でも」というのがあるのですが、
そのあたりの観点では私と平澤プロ・3人の天鳳位の方とは少し立ち位置が違うのかなーとも感じました。
私はプレイヤーとしては鳳凰タッチレベルで特上の常連さんなので、
もちろんプレイヤーとして強くなりたいので答えを知りたくてシミュレータを作ったという動機もありますが、現状のシミュレータだけだとまだまだ中級者までが限界だろうなぁ、という気がしています。
私のレベルではそれでもまぁある程度満足しているのですが、平澤プロ・3人の天鳳位は私やシミュレータのレベルよりもはるかに上級者なので、いかに例外局面を正答するかという点に力点を置いていらっしゃるなぁという印象を受けました。
なので、天鳳位の方をはじめとした上級者の方に対して、お気に召すものは私の実力不足で作れませんでした、すみません、というところです。
次に作る(作れたらいいなぁ的願望を込めて)AIもしくは四麻計算機はもうちょっとレベルが上がって上級者にもお気に召すものができたら、とは思ってはいるのですが、果たしてできるのかどうか。まだまだ道のりは長いです。感覚的には現状10%~30%くらいの進捗ですかね。

現状は、シミュレーションの分野で競合する人がそんなにいないので、このレベルでもある程度の成果として認められていると思いますが、
正直、私より有能な人はいっぱいいると思うので、そういう人が麻雀研究とかシミュレータ作りに参入してくれば、あっという間に抜かされちゃって私の方は見向きもされなくなるだろうなぁと戦々恐々としています。まぁその方が麻雀界全体にとってはいいのでしょうけども。

最後に一読者としての感想を。
とにかく情報の密度がすごく高いと思いました。情報量が多いのは素晴らしいのですが、全部いっぺんに読もうとすると頭がパンクしそうで大変です。2週目はもうちょっとゆっくり読もうかと思います。
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16年7月の成績
50戦で14+13+10+13。六段配分的にはちょっと負け。

成績がかかってるし、真剣に打つから一日に2試合も打つと、へとへとに疲れてしまう。
研究の方がマイペースでやれる分、気楽だなぁ。
16年6月の成績
14-14-11-13

六段配分的にはちょっと負けくらい。
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