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愚形リーのみを牌譜解析その7・ダマ編3
前回(愚形リーのみを牌譜解析その6・ダマ編2)の続き。

カン28だと変化でタンヤオとかが多くて、サンプルとしては微妙だったので、
今回は両無筋カン46にして同様の数値を取りました。

↓全体の実測値とシミュレーションの比較
170429-04.png
カン28とあんまり変わらない気がします。局収支は実測値でややマイナスが大きくなってるか。

↓次の変化で場合分け
170429-05.png
カン28と比べて「不変リーチ」が減って、「待ち変えリーチ」が増えた。
両無筋なので、筋ひっかけになったからツモ切りリーチ、というのが減るのと、
両面変化が2種なので振り替わってリーチが増えるためかと。

↓各分類の詳細
170429-06.png
タンヤオがないので、「待ち変え」(ダマ)の和了時ツモ割合が高くなってる、つまり待ちが変わっても役が無くてロンができないケースがけっこうある、ということだと思います。とはいえ、まだツモ割合5割なので、両面で平和が付いてダマ続行のケースがあると推測されます。

両無筋カン46でもなかなかうまいこと合ってはくれませんね。(攻めの聴牌外しや待ち変えダマなどシミュレーションでとらえられていない現象が多い。)
やっぱりダマ聴牌は難しい。
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愚形リーのみを牌譜解析その6・ダマ編2
前回(愚形リーのみを牌譜解析その5・ダマ編)の続き。

実測とシミュレーションがぜんぜん合わなかったので、両者をもう一度詳しくチェックしてみます。

まず、シミュレーションの方ですが、バグが1個見つかったので、そこを修正してやり直しました。
2017/04/28 ver1.23
バグ修正
 役なしダマのときの1順当たりツモ率についてフリテンの実測値を参照していたバグを修正

170428-01.png
従前のシミュレーション結果と比較すればほぼ同じ値になってくれたので、とりあえず一安心。
それでも、実測値とはまだかなりかけ離れていますが。

次は実測値の方を見てみます。
ダマ聴牌した後の、次の挙動の違いによって分類してみます。

・「そのまま」…以下のいずれの変化をしないまま局が終了する。(面子のスライド等で役やドラがついたが待ちは変化せずダマ続行のケースは「そのまま」になる。)
・「聴牌崩し」…聴牌を外した場合。その後に聴牌に復帰するかどうかは問わない。
・「不変リーチ」…ダマ聴牌時と同じ待ちで、リーチをかけた場合。メンツのスライド等で役やドラがついてリーチした場合や、5を引いて筋ひっかけでリーチした場合、もしくは状況に変化がないままツモ切りリーチした場合が含まれる。
・「待ち変え」…カン28から別の待ちに変化して(手変わり時点で)リーチしなかった場合。
・「待ち変えリーチ」…カン28から別の待ちに変化して(手変わり時点で)リーチした場合。
・「鳴き」…カン28聴牌から鳴きを入れた場合。

どの変化の場合も最初の変化のみを対象にしているので、その後の挙動は見ていません。

↓は各ダマ聴牌がどこの分類に入っているかの割合です。
170428-02.png
数値的には「そのまま」「聴牌崩し」「待ち変え」が多いです。
また、そこまで多くはないですが、「不変リーチ」も無視はできないレベルで存在します。シミュレーションでは待ちが変わらない限りはダマ続行なので、この部分はとらえられていないと考えられます。

↓はそれぞれの分類ごとの局結果(和了率や局収支等)です。
170428-03.png
「そのまま」は(メンツスライドで役が付かない限りは)ロンできない割には和了率が高いですが、
これはダマ聴牌は少し巡目がたてば手変わりとか降り移行とかになる可能性が高いので、実際に即上がりに結びついたケースが「そのまま」の分類に集中しているためかと思われます。

「聴牌崩し」は多くの場合が他家攻撃が入って降り移行の場合だと思われますが、
和了率も5%~10%あるので、ある程度の割合で、攻めのための聴牌外しが含まれると思われます。(もしくは回し打ちみたいに攻めと守りの両方の性格がある聴牌外しの場合。)
シミュレーションでは聴牌を外したら聴牌復帰と上がりはないものとしているので、この部分は全くとらえられていないです。なので、シミュレーションの方が過小評価になる事情になります。

「不変リーチ」はこの項目そのものがシミュレーションから漏れています。
和了時打点も4000点くらいあるので、ただのリーのみよりは高いので、「ドラを引いたからリーチ」みたいなケースもそれなりにあるのかもしれません。

「待ち変え」はシミュレーション側では両面以上の手替わりでなければ、フリテン扱い(ロンできない)のままとしているのですが、
実測を見てみると和了時ツモ割合が30%くらいなので、かなりの割合でロンできています。
この中には両面変化したがダマのままも含まれていますし、カン28なので37や5を引いてのタンヤオの役が付いた愚形も含まれていると思われます。タンヤオがついたが、まだリーチタンヤオの2ハンしかないので、ダマ続行とかはよくありえそうなシチュエーションです。この部分も実測とシミュレーションの差異になってきますね。

「待ち変えリーチ」はまぁそのままですね。(投げやり)
和了時打点は5000点くらいなので、メンタンとメンタンピンの中間くらいですかね。

「鳴き」は数が少ないので無視していいでしょう。


というわけで、シミュレーションで考慮するにはダマ聴牌は難しすぎて、うまいこと実測と合わせられないという悲観的な結論です。
実測とシミュレーションのどちらを信じればいいかは実測を信じるのが無難かと思われます。
実測でもまだ局収支マイナスのところが多いので、一般的にはまだ愚形リーのみは即リーチがやや有利か、というくらいですかね。

しかし、カン28だと変化でタンヤオがつくケースがけっこうありそうなので、例としてあまり良くなかったかもしれません。
今度はカン46でやってみようか。
愚形リーのみを牌譜解析その5・ダマ編
今回は愚形立直のみ(役なしドラなし)の牌譜解析でダマ側の実測値を取ってみます。

ダマの方は手変わりとか途中で降りるとかの挙動があってけっこうややこしいですが、
今回は初回ということで、単純な条件で集計します。
・純先制の状態(全員非リーチ0副露)である巡目(ここでは対象者の牌を切った回数を巡目とする)を迎えた時に愚形役なしドラなしを聴牌した、かつリーチをしなかった場合に「ダマ先制フラグ」を立てる。
・局終了時に「ダマ先制フラグ」が立っている人について局結果と得失点をカウントする。

愚形のみ手を聴牌した巡目の時点と局結果のみを見るので、途中の経過(手変わりとか降り移行とかリーチとか鳴きとか)は全く見ていません。

「愚形のみ手」の定義はリーチの時と同じとします。つまり、
・子である
・仮にリーチしてツモった場合2ハン30符となる手牌

ただ、待ちについてはリーチの時は無筋37待ちにしていましたが、それだとカン37とペン37が混じって手替わりの質が変わってしまって都合が悪いので、無筋カン28にしました。無筋待ちなので、5は切れてないので(単独カンチャンであれば)、両面手替わりは4(6)引きの1種類の場合が大半になると思います。

無筋カン28の純先制のみ手リーチの実測値がこちら↓
170427-01.png

この条件でダマの実測値を調べたのがこちら↓
170427-02.png

シミュレーションの同程度の条件(南家役なし無筋カン28ダマ。他3人非リーチ面前。通常手替わり(両面化で平和がついてリーチに切り替え)と7%以下押し条件)で調べたのがこちら↓
170427-03.png

な ん か ぜ ん ぜ ん ち ゃ う ね ん け ど 
ど な い な っ て ん ね ~ ん

と思わず叫びたくなりましたね。

実測値の方は役なしダマ(ロンできない)からスタートしてるはずなのに和了時ツモ割合が6割くらいとえらく低くなってる。
シミュレーションの方も局収支がえらく低くでていますねー。(前やった時は-500点くらいだったはずなんだけど。)

合わなさが半端なさ過ぎてどこから手を付けていいのやら。

とりあえず実測の方をがんばってデバッグしてみようか。もしかしたら何かの間違いで役ありが混入してるのかもしれないし。
愚形リーのみを牌譜解析その4
しばらく前の愚形リーのみを牌譜解析シリーズの続き。(愚形リーのみを牌譜解析その3
前回に調べた時は純先制無筋カンペン37待ち立直のみの条件を課したのみで、分類分けをしていませんでした。
今回、リーチをかけた時点での山に残ってる当たり牌の枚数で分類してみます。

何をしたいかというと、場況のいい愚形立直のみと場況の悪い愚形立直のみを分けて、場況の良し悪しが先制立直判断にどの程度の影響が出るかをみたいということです。
それで、場況の良し悪しと相関関係にありそうな山に残ってる当たり牌の枚数で分類してみるわけです。
リーチをかける側からすればもちろん山に残ってる当たり牌の枚数を正確に把握するのは不可能ですが、場況のいい待ちなら山に残ってそうなのでリーチ、みたいな読みをされることが多いと思うので、まぁ参考程度にはなろうかと。

それで、集計をするのはいいですが、問題なのは分類をしない時点でも中巡純先制愚形立直のみのヒット件数が1000件くらいしかなく、その少ない件数からさらに区分分けしてしまうと果たして統計的に意味がある数値が出るのか、ということがあります。
とりあえず、数値を見てから考えることにします。
170425-01.png
山4の愚形リーのみ。
局収支が1000点くらいはありそうなので、ダマよりははっきりよさそう。
ただし、山4でリーチをかけられるのはほぼ序盤だけなので、そうそううまい状況に出くわすわけではないみたい。

山3の愚形リーのみ。
中盤までは局収支500点くらいありそう。
平均よりは枚数が残ってるいわゆる「いい待ち」。
これもわりと積極的にリーチできそう。

山2の愚形リーのみ。
まだ局収支プラス域が多い。
愚形リーのみ全体から見れば、標準的な山残り枚数。
ダマのシミュレーション結果(だいたい局収支-500点くらい)を信じるなら、これもリーチできそう。

山1の愚形リーのみ。
やや局収支マイナスが多い。
終盤に差し掛かったあたりでリーチするのはやや危険かもしれない。

山0の愚形リーのみ。
局収支はマイナス1000点くらいか。
これだけなら立直はしたくないように思えるけど、山0ということはダマにしても変化しない限りは上がりはなく、たいていの場合はベタ降りになりそうなので、ダマの数値も平均的な挙動よりは悪化しそう。
トータルでの判断はよくわかんない。


ということで山に残ってる枚数が多いほどリーチしやすいというごく当たり前の結果になりました。
(どの程度場況が良ければ山に何枚残ってるかはまた別問題ですが。)

最近、私はあまり愚形リーのみをやってないのですが、よさそうな待ちならリーチ打った方がいいのかなぁ。
開局付近の点棒状況と各種数値の実測シミュレーション比較その7・流局
前回の続き。
今回は流局だったときの試合結果を見ていきます。

例のごとく全パターン(4人それぞれがリーチ聴牌・非リーチ聴牌・ノーテンで3の4乗で81パターン)やるのは大変なので、8パターン(四人ノーテン1種、一人聴牌3種、二人聴牌3種、三人聴牌1種)に絞って調べます。

東南戦の場合。
170411-01.png
・四人ノーテンは親が落ちた東家の数値が悪くなり、他3人の数値がちょっとよくなる。ただ、放銃や被ツモでの親落ちよりは数値悪化はそこまで大きくない。

・一人聴牌(非リーチ)はおおむね親の1000オールと似たようなもの。

・聴牌者がリーチだったときは非リーチ時に比べて半荘収支2pt、段位pt4pt悪化し、差分のポイントが他3人に流れる。
1000点和了・放銃した場合の価値が3pt・6pt程度なので、それよりは数値悪化は小さい。(次局に自分が上がれば失った1000点を回収できるためか。)

・二人聴牌(非リーチ)は聴牌者側が4pt・8ptの利益で、ノーテン者側はその逆。

・三人聴牌(一人リーチ)はリーチ聴牌者が1pt・2ptの利益、非リーチ聴牌者が3pt・6ptの利益、ノーテン者は7pt・15ptの損失。
(おおむね子→子の2600放銃に近い程度の損失。)

東風戦の場合。
170411-02.png
たぶんそんなに違いはなさそう。


以上、開局の結果を受けての試合結果を見てきました。
これらの数値を使えば例えば、
(東南戦段位戦)自分子で、子リーチに5200放銃だと-30pt、2000・4000被ツモで-8pt、不聴流局(二人聴牌)で-6pt、
逆に自分が1000点リーチ者から直撃(リーチ棒含め2000点)で、+12pt、300・500ツモ(リーチ棒含めだいたい500・1000とみなせば)+12pt、聴牌流局(三人聴牌)+6pt、
後は各結果が起こる確率が分かればシミュレータなしでも、簡易的に計算ができそうです。

押した時の和了率40%、放銃率25%、被ツモ率25%、流局率10%とするとだいたい-2pt、
降りた時の放銃率5%、被ツモ率40%、流局率30%とするとだいたい-7pt、
だからのみ手でも若干押した方がいいか…、みたいな判断ができるというわけです。(今回計算に使った確率はかなりてきとうに置いたので、実際はもっと精密にやった方がいいですが。)

という具合に今回のデータをお役立ていただけたら幸いです。
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nisi5028

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