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開局付近の点棒状況と各種数値の実測シミュレーション比較その7・流局
前回の続き。
今回は流局だったときの試合結果を見ていきます。

例のごとく全パターン(4人それぞれがリーチ聴牌・非リーチ聴牌・ノーテンで3の4乗で81パターン)やるのは大変なので、8パターン(四人ノーテン1種、一人聴牌3種、二人聴牌3種、三人聴牌1種)に絞って調べます。

東南戦の場合。
170411-01.png
・四人ノーテンは親が落ちた東家の数値が悪くなり、他3人の数値がちょっとよくなる。ただ、放銃や被ツモでの親落ちよりは数値悪化はそこまで大きくない。

・一人聴牌(非リーチ)はおおむね親の1000オールと似たようなもの。

・聴牌者がリーチだったときは非リーチ時に比べて半荘収支2pt、段位pt4pt悪化し、差分のポイントが他3人に流れる。
1000点和了・放銃した場合の価値が3pt・6pt程度なので、それよりは数値悪化は小さい。(次局に自分が上がれば失った1000点を回収できるためか。)

・二人聴牌(非リーチ)は聴牌者側が4pt・8ptの利益で、ノーテン者側はその逆。

・三人聴牌(一人リーチ)はリーチ聴牌者が1pt・2ptの利益、非リーチ聴牌者が3pt・6ptの利益、ノーテン者は7pt・15ptの損失。
(おおむね子→子の2600放銃に近い程度の損失。)

東風戦の場合。
170411-02.png
たぶんそんなに違いはなさそう。


以上、開局の結果を受けての試合結果を見てきました。
これらの数値を使えば例えば、
(東南戦段位戦)自分子で、子リーチに5200放銃だと-30pt、2000・4000被ツモで-8pt、不聴流局(二人聴牌)で-6pt、
逆に自分が1000点リーチ者から直撃(リーチ棒含め2000点)で、+12pt、300・500ツモ(リーチ棒含めだいたい500・1000とみなせば)+12pt、聴牌流局(三人聴牌)+6pt、
後は各結果が起こる確率が分かればシミュレータなしでも、簡易的に計算ができそうです。

押した時の和了率40%、放銃率25%、被ツモ率25%、流局率10%とするとだいたい-2pt、
降りた時の放銃率5%、被ツモ率40%、流局率30%とするとだいたい-7pt、
だからのみ手でも若干押した方がいいか…、みたいな判断ができるというわけです。(今回計算に使った確率はかなりてきとうに置いたので、実際はもっと精密にやった方がいいですが。)

という具合に今回のデータをお役立ていただけたら幸いです。
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開局付近の点棒状況と各種数値の実測シミュレーション比較その6・親→子ロン和了
このシリーズも佳境に入ってきました。
今回は親から子へのロン和了です。

例のごとくすべての場合を調べるのは大変なので、東家→西家の場合に限定して調べます。

東南戦。
170410-01.png
放銃者が子と親の場合で、親放銃の方がポイント期待値は悪くなっています。(8000放銃で2pt差。)
その差分のポイントは和了者ではなく脇の二人に流れています。(つまり、脇からすれば子より親が放銃してくれたほうがうれしい。)

2000・4000被ツモと親→子8000横移動の比較だと(北家の立場で)、-8ptと4ptで12ptも差があるので、かなり大きいように見えます。(5200放銃と2000・4000被ツモ間は24pt差。)
自分が上がれる手でないときに、(放銃を避けるのは前提条件として、)いかにして被ツモではなく横移動で局を終わらせるかが重要な気がします。具体的に策があるかというとないですが。(せいぜい先行リーチに対して真ん中の現物(できれば赤5とかドラ)を切って下家の鳴きを促すとかくらい。)

170410-02.png
東風戦。
特にコメントはなし。

次回で最終回。最後に流局まわりをやってこのシリーズおしまいです。
開局付近の点棒状況と各種数値の実測シミュレーション比較その5・子→子ロン和了
前回(開局付近の点棒状況と各種数値の実測シミュレーション比較その4・子→親ロン和了)の続き。

今回は子→子ロン和了を見てみます。
例のごとく全部見るのは大変なので、西家→南家に限定します。

まずは東南戦。
170409-02.png

・同点数であれば、子のロン和了と親のロン和了を比較して、
和了者から見ると子のロン和了の方が数値がいい(リードしている状況で、1局消化できる影響)
放銃者から見ると子のロン和了の方が数値が悪い(ビハインドの状況で、1局消化されるため。)
横移動の北家から見ると子のロン和了の方がちょっとだけ数値がいい。(競争相手の東家の親番が1回つぶれるため。)
横移動の東家から見ると子のロン和了の方がちょっとだけ数値が悪い。(親番が1回つぶれるため。)

・3900放銃と親の3900オール被ツモを比較すると、半荘収支は似たり寄ったりだが、段位ptは3900放銃の方が悪い。
1000放銃と1000オール被ツモも似たような傾向。

続いて東風戦。
170409-03.png
そこまで大きくは傾向は変わらないっぽい。(なんとなく投げやりになってきた感はある。)

次回は親→子ロン和了です。
開局付近の点棒状況と各種数値の実測シミュレーション比較その4・子→親ロン和了
前回(開局付近の点棒状況と各種数値の実測シミュレーション比較その3・子ツモ和了)の続き。
今回は親がロン和了したときの各種数値を見ていきます。

全パターン調べるのは面倒なので、前回同様、西家→東家へのロンのパターンのみを対象とします。
ただ、こうするとロンよりツモの方が発生しやすいことから、ツモの時より実測側のサンプル数がかなり減ります。(ばらつきが激しくなる。)
したがって、主目的である実測とシミュレーションの比較という観点からはあまりいい結果がでないかもしれません。

ツモ和了の結果を見る限りは実測とシミュレーションはそこそこ適合してるように見えたので、ロン和了についてもそういう希望的観測のもと分析してみます。

まずは東南戦。
170408-01.png
・上がった側(東家)から見ると、ツモの同点数帯と平均順位とかはほぼ数値的に同じように見える。
(ロンで一人の点数を削るのも、ツモで三人の点数を削るのも似たようなものか。)

・放銃した側(西家)から見ると、
12000放銃はラス率56%でかなり挽回するのは厳し目。
3900放銃と4000オール被ツモの比較では、半荘収支は同等だが、段位ptでは3900放銃の方がつらい。2900放銃と4000オール被ツモがほぼ同じ段位pt。(暫定ラス目に落ちるのが痛いと。)

・横移動した側(南家・北家)から見ると、
半荘収支では高打点横移動だとマイナスが若干大きい。(もちろん1500放銃とかで直接点棒が減るよりはよっぽどまし。)
逆に段位ptでは高打点横移動だとそこそこのプラス。子方で300・500のツモ和了するのと12000横移動のプラスがほぼ同等。(ラス候補ができることの影響かと。)


次に東風戦。
170408-02.png
数値的に尖ってる(開局の結果が最終結果に与える影響が大きい)以外はまぁ東南戦と似たようなものでしょう。


次回は子→子ロン和了をやります。
開局付近の点棒状況と各種数値の実測シミュレーション比較その3・子ツモ和了
前回(開局付近の点棒状況と各種数値の実測シミュレーション比較その2・親ツモ和了)の続き。
今回は開局に子がツモ和了したときの各プレイヤーごとの最終試合結果を見てみます。

ただし、子3人それぞれについてツモ和了者を分けるのは手間がかかる(実測側はそこまででもないが、シミュレーション側でひたすら手作業でソフトを動かし続けるのはたいへん。)し、おそらく似たような結果しか出ないと思うので、
和了者は西家という条件に限定することにします。

それ以外はほぼ前回と同じです。

まずは東南戦について。
170407-01.png
・3000・6000を上がった場合、親の4000オールよりも各種数値はいい傾向がある。
(点棒をリードした状態で、東家の親番を1局潰せる効果のためか。)

・2000・4000の価値は親の2600オールより上。

・子方の2000・4000被ツモのダメージは親の1300オール被ツモと2000オール被ツモの中間くらい。

・自分親の2000・4000親かぶりのダメージは親の6000オール被ツモ食らうのと同じくらいのダメージ。
(自分点数ビハインドの状態で親番を1回失う。また、暫定ラス目に落ちることもたぶん大きい。)

・自分親で1000・2000親かぶりのダメージは子方で3000・6000被ツモや親に2600オール被ツモ食らうのと同じくらいのダメージ。

・300・500の親かぶりですら、子方で1000・2000被ツモされるのと同じくらいのダメージ。
(それくらい、東家にとっての開局の親番は重要。)

・逆に北家にとっては300・500の被ツモ程度なら、「開局時点で北家である」という利益を吐き出す程度の傷で済む。

続いて東風戦。
170407-02b.png

・東家にとっては2000・4000親かぶりはもちろん、1300・2600親かぶりくらいでも他家親に4000オール引かれるくらいに厳しい。
(それだけ暫定ラス目のポジションと親番を失うことのデメリットが大きい。)

・逆に子方だと3000・6000被ツモでも他家親に2000オール引かれるのと同じくらいの痛みで済むので、我慢のし甲斐はありそう。

・和了者視点で言うと700・1300ツモを引ければ親で1000オール引くのと同じくらいおいしい。
(点棒リード+競争相手の親を1人分潰せる。)

・東南戦より、開局の結果が最終試合結果(半荘収支)に与える影響が全体的に大きい。

半荘収支や段位ptの押し引き表で自分親のときがやたらと押し有利になってるのは、単純に点棒の多寡だけでなく、さきほどから散々触れてるように開局の親番の重要さもかなり要因として大きそうな気がします。
親番の価値は点数ビハインドの時ほど大きいことが表れているのかと。

開局の親番で自分が1000オール引けるのと、子方から1000・2000の親かぶりになるのとでは東風戦で段位pt28ptも違うので、まさに天地の差です。
たった1局で、トップと2着、2着と3着間のポイント差が決まってしまうようなものなので、とてもハイリスクハイリターン。


次回は子→親のロン和了を見てみます。
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