2016-08-18(Thu)
前回(加カン判断・副露聴牌VS1軒リーチ)に引き続き、ケーススタディの第二弾です。
今回は自分が面前一向聴(両面両面)で、1軒リーチがいるときに暗槓をするかどうかです。
普通の感覚からすると自分ノーテンから相手リーチに対してカンなんてご法度、って気もしますが、先入観を持たずに調べてみましょう。
そのために足らないデータがあったので補充しておきます。

こちらはカン前のハン数(一発・裏・嶺上開花・カンドラを除いたハン数)とカン後の符数(局結果と同一)ごとの平均素点の表になります。(長いのでサムネイル表示で。)
親子ツモロン別と上がり種(リーチor染めor副露orダマorドラポン)別に分けています。
子のロン・リーチでカンをすると60符になるのみ手だとロン和了時の平均得点は4647点、ということになってます。
今回はこういった数値を使います。
○前提条件
・自分南家、面前で両面両面一向聴
・北家がリーチ者(一発順ではない)
・他二人はベタ降りとする。(2軒目以降のリーチを考えるとリーチ棒収入とか一発も考慮しないといけないのが面倒なので、その部分はなしにした。)
・自手はカンしない時40符、カンするとき60符とする。
・カンするときもしないときも自分は全ツするものとする。
・カンしないときはシミュレーション開始時点「ツモ後」、初手完全安牌
・カンするときはシミュレーション開始時点「ツモ前」(海底がずれて1枚山が減る効果は考慮しないものとする。)
・聴牌時切る牌は完全安牌とする。
・縦引きで完全一向聴になるなどの変化は考慮しない。
この条件でシミュレーションをしたのが↓の結果です。

カンをしてツモ番1回増える効果により和了率が上がる一方、嶺上から危険牌を引く可能性もあるので放銃率も上がってます。
確率関係は上の表の数値を使うものとします。
打点関連は今回取ったものとカンの打点・他家の打点を使います。
後は自手が面前なのでリーチ棒の支出もありますが、これについては被和了時に3割の確率でリーチ棒を失う(つまり-300点追加で払う)ものとしました。このへんはどんぶり勘定。
それで各局結果になる確率×その時の平均得失点を足し合わせて局収支を計算します。


結果がこちら。
1ハン・2ハンなら微差ながら若干カン有利か。
3ハン・4ハンならほとんど差はないです。
この条件だと和了率と放銃率が同程度で、1ハンならカンをすることにより打点が2000点くらいUPで、放銃時の支出も2000点くらいUPになるので、結果的にトントンになるのだろうという感じです。後は和了率と放銃率のUPと。
実戦で他に考慮する内容としては
・聴牌時切る牌
今回は完全安牌としたが危険牌を切るなら自分の和了率が下がり放銃率が上がるので、たぶんカンしない側に寄ると思われます。
・カンする牌の危険度
暗槓なら放銃率は0(国士を除く)ですが、カンしないでそのまま切る場合はその牌の放銃率分、カンしない側の数値が悪化すると思われます。
・聴牌までカン材を引っ張る
このへんは今のところはよくわからないです。両面両面で聴牌時完全安牌の条件ならカン材をキープできて、聴牌しなければベタ降りに回るとかできますし、聴牌できてカンなら嶺上開花もある。受け入れを狭めずにカン材を引っ張れるならかなり有力。
・途中で降りに回る
全ツッパしないのであれば、被ツモ失点を下げる意味でカンをしないということもあるでしょう。
・点棒状況
巷ではカンの判断で一番にあげられる要素。今んところはよくわかんない。点棒があるなしによっててきとうにボーダーラインを上げ下げしましょう。
・祝儀
和了率等の確率関係は今回示してあるのである程度計算はできるとは思います。
とりあえず今回はパスで。
とまぁいろいろあります。そのへんは各自で個別の牌姿と場況でがんばってチェックしてみましょう。(とても投げやり)
今回は自分が面前一向聴(両面両面)で、1軒リーチがいるときに暗槓をするかどうかです。
普通の感覚からすると自分ノーテンから相手リーチに対してカンなんてご法度、って気もしますが、先入観を持たずに調べてみましょう。
そのために足らないデータがあったので補充しておきます。

こちらはカン前のハン数(一発・裏・嶺上開花・カンドラを除いたハン数)とカン後の符数(局結果と同一)ごとの平均素点の表になります。(長いのでサムネイル表示で。)
親子ツモロン別と上がり種(リーチor染めor副露orダマorドラポン)別に分けています。
子のロン・リーチでカンをすると60符になるのみ手だとロン和了時の平均得点は4647点、ということになってます。
今回はこういった数値を使います。
○前提条件
・自分南家、面前で両面両面一向聴
・北家がリーチ者(一発順ではない)
・他二人はベタ降りとする。(2軒目以降のリーチを考えるとリーチ棒収入とか一発も考慮しないといけないのが面倒なので、その部分はなしにした。)
・自手はカンしない時40符、カンするとき60符とする。
・カンするときもしないときも自分は全ツするものとする。
・カンしないときはシミュレーション開始時点「ツモ後」、初手完全安牌
・カンするときはシミュレーション開始時点「ツモ前」(海底がずれて1枚山が減る効果は考慮しないものとする。)
・聴牌時切る牌は完全安牌とする。
・縦引きで完全一向聴になるなどの変化は考慮しない。
この条件でシミュレーションをしたのが↓の結果です。

カンをしてツモ番1回増える効果により和了率が上がる一方、嶺上から危険牌を引く可能性もあるので放銃率も上がってます。
確率関係は上の表の数値を使うものとします。
打点関連は今回取ったものとカンの打点・他家の打点を使います。
後は自手が面前なのでリーチ棒の支出もありますが、これについては被和了時に3割の確率でリーチ棒を失う(つまり-300点追加で払う)ものとしました。このへんはどんぶり勘定。
それで各局結果になる確率×その時の平均得失点を足し合わせて局収支を計算します。


結果がこちら。
1ハン・2ハンなら微差ながら若干カン有利か。
3ハン・4ハンならほとんど差はないです。
この条件だと和了率と放銃率が同程度で、1ハンならカンをすることにより打点が2000点くらいUPで、放銃時の支出も2000点くらいUPになるので、結果的にトントンになるのだろうという感じです。後は和了率と放銃率のUPと。
実戦で他に考慮する内容としては
・聴牌時切る牌
今回は完全安牌としたが危険牌を切るなら自分の和了率が下がり放銃率が上がるので、たぶんカンしない側に寄ると思われます。
・カンする牌の危険度
暗槓なら放銃率は0(国士を除く)ですが、カンしないでそのまま切る場合はその牌の放銃率分、カンしない側の数値が悪化すると思われます。
・聴牌までカン材を引っ張る
このへんは今のところはよくわからないです。両面両面で聴牌時完全安牌の条件ならカン材をキープできて、聴牌しなければベタ降りに回るとかできますし、聴牌できてカンなら嶺上開花もある。受け入れを狭めずにカン材を引っ張れるならかなり有力。
・途中で降りに回る
全ツッパしないのであれば、被ツモ失点を下げる意味でカンをしないということもあるでしょう。
・点棒状況
巷ではカンの判断で一番にあげられる要素。今んところはよくわかんない。点棒があるなしによっててきとうにボーダーラインを上げ下げしましょう。
・祝儀
和了率等の確率関係は今回示してあるのである程度計算はできるとは思います。
とりあえず今回はパスで。
とまぁいろいろあります。そのへんは各自で個別の牌姿と場況でがんばってチェックしてみましょう。(とても投げやり)
スポンサーサイト