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オーラス微差トップ目の先制リーチ・リメイク
今回はしばらく前の記事(オーラス微差トップ目の先制リーチ)のリメイク版です。

リーチ棒を出すと着順ダウンになるケースで雀荘戦の場合を見てみます。

○仮定
・自分南家無筋ペン37面前リーチのみ聴牌、他3人非リーチ面前(東家のみ「絶対攻めてくる」仮定)
・オーラス、26900・26000・26000・21100
・ダマの場合、変化考慮せず、放銃率5%以上の牌を引いたら降り移行、降り移行なら確実に降りられる(現物9個)
・順位点はウマ10-20のケースとウマ10-30の2パターン
・祝儀ナシと祝儀5000点相当の2パターン

雀荘戦で、30000点ないときのサドンデスを考えないので、より点差を接近させて振ったらラスまで見える点棒状況にします。
一方、雀荘戦でトップがえらいルールなので、ラスが見えるとはいえ、より押しやすくなってるようにも見えます。

また、前よりシミュレータも進化してるので、ラスの東家が「絶対攻めてくる」という仮定(東家のリーチ発生率大の一方、東家からのロン率も大)を入れることにします。
170430-05.png
最終盤以外は愚形のみ手でもリーチでいいというとてもわかりやすい結果です。
連対率とかラス率ではダマの方がいいですが、トップ率が段違いです。

リー棒出すことにより不利益を被るのは被ツモ・横移動・流局ですが、
被ツモならダマでも大概トップにはなれない、
横移動なら順位はダマより悪化するが、リーチなら確率自体低い(リーチ9%ダマ25%)、
流局なら西家北家が聴牌なら順位は落ちるが、リーチしておけば聴牌確率が下がる(ただオーラスなので通常通りの挙動をするかはあやしいですが)、
なので、そこまで瞬間の着順落ちは気にしなくていいかなーと。(どこかから聴牌気配が出てるとかなら別でしょうけど。)

あ、今気づいたけど、オーラスで非リーチ面前者がダマ聴牌にしているケースが増えているのを想定してなかったなぁ。
それを考えるにはパラメータの取得(おそらく複数種類)とシミュレータの改造がいるのでちょっとすぐやるのは難しそうですが。
リーチをかけたらダマ聴牌者がどのくらい降りてくれるかもわからないしなぁ。
このへんは今後の課題ですかね。

祝儀の有無はないよりはある方がリーチ有利だが、今回なら順位の影響の方がよっぽど大きいのでまぁ判断に大差はないですね。
今回はのみ手ですが、赤があるとかならよりリーチがよくなるでしょう。
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残り枚数とチーテン入れる巡目の関係その10・完全一向聴
前回(残り枚数とチーテン入れる巡目の関係その9・供託2本)の続き。
今回は両面両面一向聴を完全一向聴に変えます。(供託は0本に戻す。)

変更点は
・スルー時の一向聴の受け入れにシャボ(タンヤオ牌)(枚数3枚)を追加。シャボ受けが埋まるorポンしたときの待ちは1個目の両面(5枚+8枚なら5枚の方の両面)。
・聴牌時に切る牌は両無筋456とする。(ツモってきた牌と聴牌時に切る牌の入れ替えはなしにする。)

↓タンピンの場合。
170430-02.png
↓タンヤオのみの場合。
170430-03.png
↓境界巡目のまとめ表
170430-04.png
最初の両面両面一向聴の表と比較して、ほとんど変わらないように見えます。
聴牌チャンスは広がっていますが、聴牌時に切る牌が危険牌でかつ、ツモってきた牌との取り換えも効かないので、先にリーチを打たれた場合は弱いです。
聴牌チャンスの広さ(スルー有利の要因)とリーチ耐性のなさ(チーテン有利の要因)が打ち消しあって結局同程度になると。
完全安牌持ち両面両面一向聴と完全一向聴の手牌の価値が中盤でほぼ同程度なので、境界巡目も似たようなものになると覚えてもいいかもしれません。
愚形リーのみを牌譜解析その7・ダマ編3
前回(愚形リーのみを牌譜解析その6・ダマ編2)の続き。

カン28だと変化でタンヤオとかが多くて、サンプルとしては微妙だったので、
今回は両無筋カン46にして同様の数値を取りました。

↓全体の実測値とシミュレーションの比較
170429-04.png
カン28とあんまり変わらない気がします。局収支は実測値でややマイナスが大きくなってるか。

↓次の変化で場合分け
170429-05.png
カン28と比べて「不変リーチ」が減って、「待ち変えリーチ」が増えた。
両無筋なので、筋ひっかけになったからツモ切りリーチ、というのが減るのと、
両面変化が2種なので振り替わってリーチが増えるためかと。

↓各分類の詳細
170429-06.png
タンヤオがないので、「待ち変え」(ダマ)の和了時ツモ割合が高くなってる、つまり待ちが変わっても役が無くてロンができないケースがけっこうある、ということだと思います。とはいえ、まだツモ割合5割なので、両面で平和が付いてダマ続行のケースがあると推測されます。

両無筋カン46でもなかなかうまいこと合ってはくれませんね。(攻めの聴牌外しや待ち変えダマなどシミュレーションでとらえられていない現象が多い。)
やっぱりダマ聴牌は難しい。
残り枚数とチーテン入れる巡目の関係その9・供託2本
前回(残り枚数とチーテン入れる巡目の関係その8・対1軒副露)の続き。

今回は先制の状態で供託リーチ棒が2本あるケースをやってみます。(取り上げた理由は今日たまたま四人リーチで流局になったからです。)

↓タンピンの場合。
170428-06.png
↓タンヤオのみの場合。
170428-07.png
↓境界巡目のまとめ表
170428-08.png

今回はかなりチーテン寄りになりました。
1段目でタンピンで、まだ枚数が多く残ってる場合を除いてほぼ全鳴きでいいみたいです。

特に程よく切れてる場合(5枚+6枚とか)の境界巡目の早まり方が激しいです。(タンピンで12巡目→4巡目)
供託0本と2本はまったく別世界と考えた方がよさそうです。

供託1本とかなら0本と2本の中間としてがんばって補正してみてください。
(供託1本でもそこそこ影響大きそうだからやった方がよかろうか?)

昨日の1軒副露の表ですが、「鳴きあり」ボタンを押し忘れてたっぽくて、鳴きを考慮してなかったみたいです。
また明日やり直してグラフ貼りなおしておきます。
愚形リーのみを牌譜解析その6・ダマ編2
前回(愚形リーのみを牌譜解析その5・ダマ編)の続き。

実測とシミュレーションがぜんぜん合わなかったので、両者をもう一度詳しくチェックしてみます。

まず、シミュレーションの方ですが、バグが1個見つかったので、そこを修正してやり直しました。
2017/04/28 ver1.23
バグ修正
 役なしダマのときの1順当たりツモ率についてフリテンの実測値を参照していたバグを修正

170428-01.png
従前のシミュレーション結果と比較すればほぼ同じ値になってくれたので、とりあえず一安心。
それでも、実測値とはまだかなりかけ離れていますが。

次は実測値の方を見てみます。
ダマ聴牌した後の、次の挙動の違いによって分類してみます。

・「そのまま」…以下のいずれの変化をしないまま局が終了する。(面子のスライド等で役やドラがついたが待ちは変化せずダマ続行のケースは「そのまま」になる。)
・「聴牌崩し」…聴牌を外した場合。その後に聴牌に復帰するかどうかは問わない。
・「不変リーチ」…ダマ聴牌時と同じ待ちで、リーチをかけた場合。メンツのスライド等で役やドラがついてリーチした場合や、5を引いて筋ひっかけでリーチした場合、もしくは状況に変化がないままツモ切りリーチした場合が含まれる。
・「待ち変え」…カン28から別の待ちに変化して(手変わり時点で)リーチしなかった場合。
・「待ち変えリーチ」…カン28から別の待ちに変化して(手変わり時点で)リーチした場合。
・「鳴き」…カン28聴牌から鳴きを入れた場合。

どの変化の場合も最初の変化のみを対象にしているので、その後の挙動は見ていません。

↓は各ダマ聴牌がどこの分類に入っているかの割合です。
170428-02.png
数値的には「そのまま」「聴牌崩し」「待ち変え」が多いです。
また、そこまで多くはないですが、「不変リーチ」も無視はできないレベルで存在します。シミュレーションでは待ちが変わらない限りはダマ続行なので、この部分はとらえられていないと考えられます。

↓はそれぞれの分類ごとの局結果(和了率や局収支等)です。
170428-03.png
「そのまま」は(メンツスライドで役が付かない限りは)ロンできない割には和了率が高いですが、
これはダマ聴牌は少し巡目がたてば手変わりとか降り移行とかになる可能性が高いので、実際に即上がりに結びついたケースが「そのまま」の分類に集中しているためかと思われます。

「聴牌崩し」は多くの場合が他家攻撃が入って降り移行の場合だと思われますが、
和了率も5%~10%あるので、ある程度の割合で、攻めのための聴牌外しが含まれると思われます。(もしくは回し打ちみたいに攻めと守りの両方の性格がある聴牌外しの場合。)
シミュレーションでは聴牌を外したら聴牌復帰と上がりはないものとしているので、この部分は全くとらえられていないです。なので、シミュレーションの方が過小評価になる事情になります。

「不変リーチ」はこの項目そのものがシミュレーションから漏れています。
和了時打点も4000点くらいあるので、ただのリーのみよりは高いので、「ドラを引いたからリーチ」みたいなケースもそれなりにあるのかもしれません。

「待ち変え」はシミュレーション側では両面以上の手替わりでなければ、フリテン扱い(ロンできない)のままとしているのですが、
実測を見てみると和了時ツモ割合が30%くらいなので、かなりの割合でロンできています。
この中には両面変化したがダマのままも含まれていますし、カン28なので37や5を引いてのタンヤオの役が付いた愚形も含まれていると思われます。タンヤオがついたが、まだリーチタンヤオの2ハンしかないので、ダマ続行とかはよくありえそうなシチュエーションです。この部分も実測とシミュレーションの差異になってきますね。

「待ち変えリーチ」はまぁそのままですね。(投げやり)
和了時打点は5000点くらいなので、メンタンとメンタンピンの中間くらいですかね。

「鳴き」は数が少ないので無視していいでしょう。


というわけで、シミュレーションで考慮するにはダマ聴牌は難しすぎて、うまいこと実測と合わせられないという悲観的な結論です。
実測とシミュレーションのどちらを信じればいいかは実測を信じるのが無難かと思われます。
実測でもまだ局収支マイナスのところが多いので、一般的にはまだ愚形リーのみは即リーチがやや有利か、というくらいですかね。

しかし、カン28だと変化でタンヤオがつくケースがけっこうありそうなので、例としてあまり良くなかったかもしれません。
今度はカン46でやってみようか。
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